遥かなるペルシャ帝国
はっきり言おう。
俺はイランが好きである。
日本ではお目にかかれないくらい大量の食用オイルをジャブジャブと使い、
目に来るような刺激的なスパイスを駆使したペルシャ料理もそうだが、
何より”強い”とか”大きい”ってことを物凄く理解を示してくれる。
日本では邪魔になることが多いこのデカい身体も、イランでは好意的に受け入れてくれるのだ。
しかも。
ペルシャ帝国の末裔たちは、例外無くプライドが高いのである。
最高指導者と呼ばれる国を運営する責任者から、その辺りにいるオジサンまで、多分(笑)。
日々の生活も困窮する経済封鎖が長く続いてもガンとして首を縦に振らない、
俺の知り合いのイラン人は、全員が頑なにオゴられる事を嫌がる。
どこぞの総理大臣のように、
アメリカの大統領が変わった途端、尻尾を振りに渡米するような真似はしないのである。
多くの良識ある市民に押されて、渋々変更したイラン人の渡航制限。
アメリカがそうだから、と個々の理由も聞かずに同じようなことをしようとするのは恥ずべき行為である。
あぁ、行くとも。
俺が行くことで、少しでもイランと日本の架け橋になるなら。
あぁ、行くとも。
パスポートに残るイランへの渡航履歴がアメリカ入国の障害になろうとも。
俺たちはキックボクシングと言う共通言語を、
直に身体で語り合う平和の使者なのだ。
胸を張って、行ってくるぜ。
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