チェチェン紀行 その6
その名を言うことさえ恐れ多くて緊張してしまう、大山倍達極真会館総裁。
メッチャ憧れてた空手バカ一代、そして極真会館。
今回、一緒に仕事をさせて頂いて思いました。
極真空手は文化です。
世界中の隅々まで、同じ基本、同じ型をこなします。
僕らがモスクワに到着したとき、出迎えてくれたのが極真会館ロシア支部の方々でした。
もちろんチェチェンでも。
一糸乱れぬ押忍の挨拶は美しささえ感じます。
こんなことがありました。
記者会見、
もちろん僕を含めスタッフは全員スーツです。
気温は35度を越えていたでしょう。
ダメな僕は、すぐに上着を脱ぎ袖を捲くります。
ところが、
事務職の方も含めて、もちろん外国人師範も
極真のチームはピシっとスーツ。
ネクタイすら緩めません。
もちろん暑いはずです。
だってその顔にはドバドバと汗をかいていましたもん。
やせ我慢。
でも、武士は食わねど高楊枝。
日本から何千キロも離れて感じた、
多くの日本人が忘れてしまった、
でも世界中の空手家が憧れる文化。
美しいと思います。