チェチェン紀行 その11
モスクワ到着。
チェチェンでは、もちろんお酒は無い。
で、欧州というよりはどちらかというと中東系のゴリゴリの肉料理が中心。
ボルシチの優しい味とビールで癒された。
チェチェン共和国。
僅か10数年前は激しい内戦をしていたことなんか想像も出来ないくらい平和だった。
もちろんその一面だけで、チェチェンを語るほど愚かではないつもり。
何の上に、その平和が構築されているか。
未だ自動小銃を持った兵隊さんが街のそこらじゅうにいる現実を、
鑑みながら考えていきたい。
唯一つ、間違いの無いこと。
俺らがお手伝いをしたこのイベントにはたくさんの人が集まった。
きっと、あの場所にいた多くのお客さんは
国や地域、
宗教や個人の違いを乗り越えて
平和であることを感じる事が出来たハズ。
本当に、本当に、
偉そうなことを言うつもりは無いけど
銃やナイフじゃなくて、
言葉や感情でもなくて、
ルールに則ったこの競技の素晴らしさを、
俺も感じた。
やっぱり最高だな。