児童発達支援事業所の保育士または児童指導員募集!
パートタイム教授、奥田健次です(^^)
常勤で働いていた大学を、スパッと超早期退職しまして西軽井沢で学校づくりに励んでいました。いろいろ大変でしたが、既報の通りに私立幼稚園が認可され、学校法人設立が実現しました。こちらです。
その幼稚園も、いよいよあと1か月半で最初の入園式を迎えます。楽しみです!
さて、ちょっとずつお知らせしてきましたが、この幼稚園と同一敷地内で児童発達支援事業所も開設します。いま準備中で、こちらも4月オープン予定。
あらかたメインとなるスタッフも決まっています。
臨床心理士の有資格者等、私のところで長く研修を受けた専門家たちをはじめ、当然ですが相当にレベルの高いスタッフが揃いつつあります。
開設される御代田町には児童発達支援事業所は一つもありませんし、佐久広域でも児童発達支援センターはじめ定員に溢れてサービスを受けられないという住民からの声もたくさんありました。少しでも先行する支援事業所と同じように、地域の方々のためにお役に立てられれば幸いです。
この時点でも、利用希望の方々からの相談がありますので、もう少しだけスタッフを拡充しようということになりました。
今回は、保育士を募集します。同時に児童指導員も募集しています。もちろん、すでに児発管も確保していますが、相談サービスの範囲を拡げるために「私、児発管でもあります!」という方も正職員として採用を検討しますので、ご検討下さい。もちろん、保育士もパートだけでなく常勤希望も相談に応じます。
さて、どんな方が理想的か。
当然、謙虚な方が良いです。
なぜか?
私のために、ではありません。
行動分析学が誤解されやすいのかもしれませんが(というか私が誤解されやすい? 笑)、行動分析学の基本姿勢が「学び手は常に正しい”organism is always right“」だからです。
たとえば、すぐに離席する子どもがいる、教室から出て行ってしまう子どもがいる。こんな場合、学校側は「この子は飛び出しという問題行動を持っている」と捉えてしまいがちです。
しかし、行動分析学の立場からはこういう捉え方は、まったくしません。
飛び出す行動は、その行動が起きるべくして起きている環境側に原因があるので、飛び出した子ども側を問題とするというのは誤りなのです。
学校だけでなく、私のセラピーでもそうです。もし、課題中に子どもが離席しようものなら私が下手なのです(ま、当たり前ですが私は離席されませんけども)。
そのため、離席が起こりそうなら「離席しないで済む状況や条件」を備えます。つまり、こういう例からも明らかなように、子どもを変えようとするのではなく大人のほうが変わるのです。
うまくいかない場合は、大人側の配慮や工夫の不足と考えます。
そうすると、謙虚な人のほうが良いと思いませんか?
「自分は正しい」「自分の経験を頼りにしている」「自分は○○の研究室で学んで来た」なんて人は、とても行動分析学には向いていませんよ。
プライド、肩書き、権威主義。これらは邪魔ですよね。
(NONFIXの中ではナレーションで私にプライドがあると言っていましたが、それは上記の観点から制作サイドの誤解ということになります)
私には、自分の思い込みや常識すら捨てて目の前の子どもに合わせることができる。そういうプライドや経験をいとも簡単に捨てることができる姿勢に、プライドを持っているということになります。
子どものために、自分のプライドなんか(クソの役にも立たないので)捨てましょうね。
だから、保育士歴30年とかの大ベテランで「自分の経験を頼りにしている」なんて人は、応募してこないほうが良いですよ。ベテランが悪いわけではなくて、ベテランの方でも「自分の経験や思い込みを捨ててでも、子どものために自分が変わりたい」という方なら大歓迎。
還暦を過ぎた方々も、私の研究室に勉強にやってきていますよ。
うちの児童発達支援事業所では、研究活動も支援します。大学以外でも研究が出来ます。私がそんなことを大学院生時代に言っていましたが、事実、大学で働く前も大学を退職した今も、十分に臨床研究が出来ていますので。
毎年、学会等で発表していますし、海外でも毎年プレゼンしています。
こんな職場で一緒に働きたいという方、ご応募をお待ちしています。免許や資格次第では、幼稚園スタッフのほうでご活躍いただく可能性もあるかもしれません(書類審査を通過しまして面接まで行きますと、そういった話し合いができます)。
採用情報は、こちらから。
それにしても。私個人のことですが。
この年末年始はクライアント側を体験できました!
パッと見、分からないかも知れませんが、後頭部を合計10針も縫う手術を受けました。ブラックジャックやフランケンシュタインだと目立ちますが、後頭部だと髪の毛に隠れてて、分からないと思います。
午前中の手術が終わるや、病室からメールでの仕事。電話での指示。
これは、小林重雄先生のことを思い出しました。小林先生たら、もっと大変な頭蓋を開ける手術を午前に終わらせ、午後には私の携帯に電話してきて、編集中の書籍の扱いについて連絡を受けました。当時、大丈夫かよと思いましたが、結構やれるもんですな。
私の場合、オペ翌日に退院の予定でした。傷口次第で退院できなかったら外出許可をもらってたので、外出して教育相談をやるつもりでした。
ありがたいことに予定通りに術後の翌日には退院できたので、その足で都内で教育相談を待つご家庭までいつも通りに出かけました。後頭部に大きなガーゼで、少しご心配をおかけしましたけども。
糸は腕とかなら1週間ですが、後頭部とかだと2週間も付けたまま。これが結構、辛かったですね。
退院した翌日から、これも予定通りにシドニー出張してきました。もちろん、医師には最初から「傷口については、大丈夫ですよ」と言われていたので、大したことありません。寝返りがしんどかったくらいです。
ただ「殺人的なスケジュールですね」とは言われました。誰やねん、こんな殺人的スケジュールを組むやつは。あ、俺やん。
それくらい、入っている仕事のキャンセルが嫌いなのです。1件だけ学校コンサルをキャンセルしてしまって、本当に申し訳なかったです。
オーストラリアでは、教育相談だけでなく、インクルーシブ教育を実践している団体の活動にも触れてきました。
終わってからオペラハウスへ。快晴。自撮りの10針付き。この頃はまだ大きなガーゼが付いていましたが痛々しいのでトリミング。
お正月はハリウッド出張、2月は真夏のシドニー(後頭部に10針付き)と、まあ地球をクルクル回っています。国内も2月だけで九州から青森までジグザグに動いています。1日6時間〜8時間移動なんて、当たり前のように。
爺ちゃんがテレビに向かって言っていた。
「細く長く生きる? 太く短くじゃい!」
同感です。笑
奥田健次
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