BSフジの2時間番組に出演します
どうも、ご無沙汰しています。
パートタイム教授の奥田健次です。
久しぶりなので、なぜ「パートタイム教授」と言っているかといいますと、私の尊敬するインディー・ジョーンズ先生が、「本当に教授?」と聞かれて「パートタイム」とウインクしているシーンがお茶目だからです。
実際、常勤で働いていた大学を超早期退職させていただき、信州で学校づくりをしています。大学の仕事は非常勤だけにしました。
学校法人が認可され、2018年にはサムエル幼稚園を開園して現在に至ります。
現在は、さやか星小学校の開学を準備中です。詳しくは本日オープンしましたウェブサイトや各SNSをご覧ください。特に、noteには生々しく経緯(https://note.com/sayakaboshi/)を書いていますので。
さて、今度の日曜日、BSフジにて2時間特集が放送されます。
https://www.bsfuji.tv/autismcounselor/pub/index.html
ところで、前回のフジテレビNONFIX(2021年放送)ですが、これをご覧になった方々の中で、特にレベルの低い評論をするのは大体が学校教師や中途半端な知識しかない大学教員です。
その中でも、このサイトの人(https://www.assistivetechnology.cfbx.jp/kinta/)のが最もレベルが低いです。
https://www.assistivetechnology.cfbx.jp/kinta/2021/02/08/23691/
わざわざ、番組ディレクターを経由してほとんど同様のアンケートまとめみたいなのが放送後に送られてきました。
そこには、こう書かれていました。太字は引用部分ままです。
番組に出てこられたお子さんについては、たとえば●●センター●●学園の療育を受けられ、特別支援学校等に進学されても、行動上の問題は解決し、コミュニケーションも可能になると思われます。
上記のように書かれていました。上記の●●部分はなんと実際の名前が入っていましたので、私はこのブログでは伏せておきます。自分は匿名で、引き合いに出す機関名は実名とは・・・。しかしながら、そのおかげで「●●センター●●学園」と分かりましたので。
なお、そこで療育を受けて特別支援学校に通学していた子どもで、強度行動障害になった事例を複数知っています。私が別の施設で直した事例もあります。
そもそも、「番組に出てこられたお子さんについては・・・コミュニケーションも可能になると思われます」という主張は、何の根拠も出せないでしょうに。こういうレベルの低い大学教員が、こんな難癖評論を残している時点で本当に恥ずかしい。なあ、どうやって検証するのよ、それを。
しかも、
かつてNHKは「奇跡の詩人 〜11歳 脳障害児のメッセージ〜」 (NHKスペシャル, 2002)という最悪の番組を放送し、その後始 末に失態を演じました。
として、
もちろん、奥田氏の番組はそうではないことは重々理解しております。ただ、視聴者の中にはそういった誤解をされる方もあるかもしれません。
と、結んでいます。「重々理解しております」と言っていますが、こんな劣悪な番組を突然引き合いに出してくる行為自体、非常に愚かな方なのでしょう。愚かな人の「理解している」ほど、怪しいものはありません。
冒頭に、
私自身も兵庫教育大学大学院の出身であり、応用行動分析(ABA)をベースとした教育実践を行ってきましたので、奥田氏と基本的な考え方は同じ
などと言っていますが、こんなレベルの低い人に「考え方は同じ」などと言われたくもない。
子どもみたいやな。「そんなん僕だってね、僕だってね」のマインドか。
はっきり言って、こんなクソ評論するような人は大学院できちんと指導教員に技術も哲学も科学リテラシーも教えてもらってこなかったのでしょう。それか、その指導教員のレベルが低いのだ、ということです。
ちゃんとした指導教員なら、「君、そんな恥ずかしい評論など書いておらず、レベチな技術があるってことをもっと勉強しなさい」と指導してあげると良いのですが、こんなクソ評論がそのまま残っているのですから。指導教員もダメですね。誰が指導教員か知らんが、指導教員がまず俺に謝ってきたらええのに。
こういう浅はかな人は、確かに大学院にいたよなぁ。要領だけ良くて大学に就職できるんでしょうけども、科学者としてはイマイチすぎますね。恥ずかしい大学院やなあ。私がいた頃は、もう少しまともな研究者が、わずかながらいたけども。
そもそも、研究者ならば匿名のアンケートなど出してくるなよ。陰口が好きなのね。
他にもこのアンケートの数多くは、さすがに匿名だけあってレベルが低すぎ。こういうのを見ると、本当にABAなんて嫌いになりますわ。
番組としては、テロップによる注意喚起だけでなく、応用行動分析学の専門家や強度行動障害の専門家による解説が必要かと思います。
番組側が不要と考えたのでしょうに。なぜなら私がその専門家なわけで。強度行動障害について、他に誰が私ほどのケース数とコンサルをやっているの?
これを読んでみたら良い(https://www.kanekoshobo.co.jp/book/b372579.html)。出てくるケース、学校教師任せにしたんとちゃうで? 100%、私がコンサルした事例です。なーんも知らんのね。コンサル、見学しに来るか? 見ても分からんか。
今度の2時間番組も、こういう匿名でのしょうもない評論がまた増えるんやろうなあ。アホやなあ。バカやなあ。
お前ら、匿名で評論するしか能力ないんやろ。まずは強度行動障害を直してからにしろ。学びに来い。
そういえば、実名のTwitterとかでも精神科医とかでもアホなコメントが多かったね。アホかどうかは「これはABAです、誰がやっても同じ結果が出ます」という言い方をするやつね。
どうも、科学リテラシーの低い人ってのはね、「科学」と「技術」をすぐに混同するんですよ。もちろん「魔法のよう」と言われることがあっても、魔法なんか使ってません。
でも、「魔法のよう」と言われるのには何かの違いがあると認識しなければなりません。それは、ゴールの設定やデザイン、介入手続きの選択が適切かどうか、実施方法の流暢さ、修正能力などなど、「ここが違う」というのを見つけ出す必要があるのです。
「ABAは科学なんだから、誰がやっても同じ」という人って、それが医者だろうと大学教員だろうと、本当にレベルが低い人たちなのです。まるで、「野球だいすきおじさん」がプロ野球選手の技術にあれこれ口出しするようなものです。
2億円のストラディバリのバイオリンを持ったら、練習中の小学生もプロも関係なく「誰がやっても同じ」とは言わんでしょうに。そこには「技術」の差があるからです。
技術の差をきちんと理解した上で、手続き上では再現可能であるようにするのです。
面白いのは、行動分析学の中でも基礎系の先生方の方が的確なコメントをくださいます。あるいは技術レベルの高い医師からも。「奥田先生の技術をどのように分解できるか」などと言われます。最近は、いくつかの研究機関から「奥田先生の身体にセンサーを付けまくって、子どものどこを見てどのように判断しているのか解析したい」、と言われることもあります。
そのような研究者は「科学」と「技術」の違いを、当たり前のようにきちんと理解されています。まあ、当たり前なのですがね。
国際学会に行って、時々、他の研究機関の臨床動画を見ることがありますが、なんとも技術レベルの低さには笑えるところも多いです。ただ、介入のユニークさを見て「ああ、その発想は参考になるな、しかし俺ならこうする」と考えています。それが日本人のええところと違うの?
アメリカの臨床を見て技術的に感動したことはありません。まさか技術的にアメリカの方が上って思っている人って、「昭和か!?」と言いたくなるわ。アメリカがすごいのは技術ではなくて「制度」です。連邦政府または州の制度では、とても勝てっこないです。
まあ、この匿名アンケートを出した方の中には、「匿名で、とお願いされたのでそうしましたが、◯◯を書いたのは私です」と名乗って連絡をくれた先生もいました。ですよね。きちんとした人は教師だろうと親だろうと、ちゃんと記名して自分の発言に責任を持とうとするよね。
保護者も甘えてる人が結構いるんやね。喜んでいる親御さんをみて、それを腐すような心境って何なのでしょうね。
てなわけで、さあ、医者も大学教員も劣悪化が進んでいる中で、またどんな評論が起きるのでしょうか。
そもそも、テレビだけ、漫画だけ読んで分かったつもりになっているのが愚かしいことです。しっかり虚心坦懐に学ぶ姿勢がないと、ずーっとそのまま薄っぺらい仕事しかできんということですよ。
私、ずっと行動分析学の合宿をやっていますが、技術や知識の程がバレるのを恐れる人たちは絶対に来ませんからね。バレますから。で、そういう人たちが評論しているという構図なのです。
そんな雑音は消えることはあり得ませんが、しかしそんな雑音を起こしている人々にも役立つようなプログラムや技術を提供していく所存です。
勘違い評論家から得るものはありませんが、自分自身でまだ足りないところを自分で見つけて、さらに改善を目指します。
それから。今回も「ドキュメンタリーを見ました」「幼稚園に入園させたい」という方が、一気に増えます。もうすでに説明会も終わったので、今年は無理ですし、幼稚園だけ入れて何とかしようという学校任せでは、どちみち不十分。
なので、教育相談を受けるべきですが、すでに相談枠が埋まってしまっています。開始3歳未満に限っていますが、それでも相談枠がいっぱい。まれに、相談枠がタイミング次第で空くこともありますが。
私がレストラン経営者だったらね。ドキュメンタリーで紹介されて、思いっきり売上が上がるのでしょうけども。なーんも得することはないです。あ、本はちょっとは売れますが、そんな程度です。
視聴者の中には、今回さんざん述べてきた「科学」と「技術」を混同せず、確かな技術を学びたいという若い医師や教師、心理職、学生さんがいて、そういう方々に学びの場を提供することが一番得るものとしては大きいです。
故障していて直ったばかりのホームページは、こちらです。
過去記事もよく読んでください。
奥田健次
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