入園説明会2018が始まります
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ノ
大学を超早期退職しまして、西軽井沢で学校づくりをやっています。今年、4月に幼稚園が開園して2か月が過ぎました。
幼稚園のほうは、以前の記事にも書きましたが、ほんとうに想像以上に素晴らしい。
発達に遅れのある子も、定型発達の子も、それぞれ個別の力を引き出すようにしているので、入園検定時の発達状況と比べて、指数上も全員が上昇しています。
長野県で、いちばん小さな定員の幼稚園です。たった35名です。
文字通り、アットホームで少人数教育が実現可能となっています。
そして、当然ですが「親子ともによい育ち」という幼稚園のビジョンがあるのですが、親御さん達への保護者研修会もすでに2回実施しました。
親御さん達も、子どもへの接し方などの面で成長しているという手応えです。
進行中の行動の記録を、誰でもフリーにアクセス出来るように壁面に掲示しています。普通はこういうのを作成しない(できない)、似たようなものを作ったとしても事務用ファイルの中に入れてロッカーで保管ということでしょう。
行動分析学というのは、こうあるべきというのを実現しています。
そんな日本初、行動分析学を用いたインクルーシブ幼稚園。
いよいよ平成31年度の入園のための説明会のシーズンとなりました。
第1回目は今週末に現地で開催されます。
入園、転園希望の方のみ対象となります。
転園の場合は、現在年少の子どもさんまでです。現在、年中以上の子どもさんは卒園まで1年半しか教育できないため、お断りしています。
まだ完成年次ではないため、募集人数は若干名です。
すでに県外から引っ越しして入園された方もおられます。
「親子ともによい育ち」を実現する幼稚園に、ぜひ入園してみたい。自分の子どもを通わせる幼稚園として、どんな幼稚園なのか実際に見てみたい、という方。
お待ちしていますね。
幼稚園のホームページのお知らせから、説明会の案内があります。
その他のご案内。
参加者募集中の行動コーチングアカデミー主催『保護者・実践家向け合宿2018』です。
毎年、大学や大学院のゼミのように、濃密で丁寧な内容となっています。こちらのイベントも年に1回しかない貴重な機会なので、活かしてもらえればと思います。
詳細は、こちらから。締切まであと10日を切りました!
それから、『拝啓、アスペルガー先生−私の支援記録より』『拝啓、アスペルガー先生【マンガ版】―異才の出張カウンセラー実録』『マンガ 奥田健次の出張カウンセリング – 自閉症の家族支援物語』が売れてます。マンガ2冊のほうは、電子書籍で特に売れています。
で、紙の本もAmazonでの売れ方もそうですが、全国の書店でもまた発売当初以上に平積みアゲイン。この1か月で3回、4回かな。増刷が続いています。
売れているのは有り難いですが、マンガだけの読者層の浅はかなレビューには呆れます。
書物の内容の深さへの気づきというのは「読み手としての(自分自身の)理解の悪さ」という要因を疑ってみたりしないのかね?
自分が浅はかやから、浅はかに感じているだけでな。
あのさあ。俺、いくつかの学会の論文審査とかもやってるねんけど、審査者の立場ではあるけれども投稿者の意図が見えにくい際「レビュワーとしての私の理解不足があるかもしれませんが・・・」という姿勢でやってるんですよね。
そうでないと、もし本当に自分の理解不足に気づかずにケチョンケチョンに貶してしまった場合、後から自分の理解不足のせいだったとなったら、ちょっと恥ずかしいやん。
慎重派なので、そういう失敗は今のところしていませんけども。恥を知っていればこそ慎重になれるんです。恥を知らない人が、マンガを読んだだけで浅いレビューを残しているという。
レビューみたいなのは誰でも出来るので、文句あるなら自分が本を書いてみればええやん。
まあ、こういうレベルの低いのはええよ。
値段が高すぎる、というのも価値が分からない人の感想に過ぎないので、これも別にええよ。
大問題で許してはいけないのはヘイトの連中ね。
発達障害、あるいはその当事者だけでなく保護者に対する排除発言は、相当に頭がイカれた発言なので、到底許すことはできません。そして、そういうのを「一意見」とみなして「それがヘイトであること」にも無頓着で、「いいね」してしまう人の多いこと。
まあ、底辺の人らが増えたひどい時代です。
ヘイトスピーチによって、どれだけの人を傷つけているか想像力に欠如した人たち。相手への思いやりの気持ちが欠如した人たち。こんなんだらけで、どうすんの?
うちの幼稚園、こないだのラジオでも話したけど「相手への思いやり」を生活の中で体験的に学べるようにしてるんですよ。道徳や教科書で教えてるんと違うからな。世の中で欠如したものを、うちの幼稚園では育てます。
もうちょっと賢い読者は、レビューでも「まあ正当なもの」と「絶対に許してはいけないヘイト発言」とを見分けられますように。
そして「すべての発言を許すのが民主主義」って勘違いしているのは、現代日本人のユルいところちゃうかな。ヘイトなんて「一意見」ちゃうで。「絶対に許してはいけないヘイト発言」には、カウンターパンチや。
カウンターを食らわさずに黙しているのも、まったく間違いですよ。そういうの黙っている人って、すべてにおいて中途半端な人生になるねんで。ノイジーな奴らの逆を貼ろうと冷静を装って黙している人って「自分はお利口さん」と思っているのかもしれへんけど、ぜんぜんお利口とちゃうよ。
「ヘイトレビュー」に対しては、怒りを燃やせよ。
話は戻って、まあこれらの本ですが「まえがき」や「あとがき」などに書いてある通り、すべて実話です。
実話なのに「ありえない」とか言われる世界。何度でも再現できるのに「そんな簡単な問題ではない」とか言われる世界。
飛行機という鉄の塊が、人を乗せて空を飛ぶのを信じられないくらい未開の人たちなんですかね。まあ、行動分析学の本は自分が学生の頃と比べれば結構そろって来たとはいえ、世の中の常識になってはいませんからね(一生、そうならないと思いますが)。
今年度も、うちの幼稚園だけでなく徳島県をはじめ呼ばれた学校や施設等でのコンサルテーションで、どんどん問題を解決して行きましょう。
奥田健次
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