【新刊のご案内】マンガ 奥田健次の出張カウンセリング – 自閉症の家族支援物語
パートタイム教授、奥田健次です。
大学をサッパリとスッパリと超早期退職させていただき、軽井沢で学校づくりをやっています。
さて、ブログのほうですがなかなか書けずにスミマセン。
今回はまた新刊のご案内。
マンガ 奥田健次の出張カウンセリング – 自閉症の家族支援物語
このマンガですが、飛鳥新社『拝啓、アスペルガー先生【マンガ版】―異才の出張カウンセラー実録』の続編を望む声が大きくて、関係者と協議してきました。
続編という位置づけではなく「これ1冊だけで出張カウンセリングがどんなふうに行われているのか分かるものにしよう」ということになりました。実際、今回の新刊だけで十分に出張教育相談の様子が分かるような構成になっていると思います。
もしかすると、こちらのマンガのほうが色んな意味で突出していないので読みやすいかもしれません。
あとは、制作サイドからどうしてもということで私の生い立ちもダイジェストですが収録されています。過去、ドキュメンタリー番組や教育番組などで私の生い立ちも紹介されてきましたが、今回のマンガではもっと詳細な取材に基づいて描かれたものなので、今後はテレビなどで生い立ちを話す必要はなくなりました(聞かれれば話しますが、もう過去の話に新鮮味はありませんよ・笑)。
ドキュメントでは尺の関係でカットされた故・長畑正道先生との思い出も、武嶌波さんのマンガによって当時の先生のお言葉と情景が昨日のことのように蘇るくらい再現されています。(ちなみに、私が小林重雄先生に喧嘩を売るところは先生の最終講義ではなくて、本当は日本特殊教育学会の北海道大会なのですがあえてそのままにしています)
登場する子どもたちは「あるある」という感じです。同じような課題を克服してきた事例は山ほどあるので、まずまず平均的だと思います。悪夢を見ることを不安がるマイコちゃんの事例は、少しだけ珍しいケースかもしれませんが。
軽妙な「おまけマンガ」も収録されています。軽妙なタッチなのですが、ちょっと感動的なシーンもありまして。そんな感動を隠しておくのもモッタイナイ。
今回はスペクトラム出版社からの発売となります。発達障害関係で、良書をひたすら出版され続けておられます。
最近、リアル書店よりも早くAmazonのラインナップに並び、なおかつ早く到着するように感じます。先月出版した『いじめられっ子の流儀:知恵を使ったいじめっ子への対処法』も、書店に並ぶ予定日よりも1週間くらい早く宅配で自宅に届きました。ですので、お急ぎの方は予約注文がオススメです。
こちらのリンクから予約注文可能です。
マンガ 奥田健次の出張カウンセリング – 自閉症の家族支援物語
ルビの振り方からお分かりの通り、小学校高学年から読めるようにしました。
「まえがき」にも書きましたが、「苦手を克服する」「克服することができる」という共通テーマがいくつか見えてくることでしょう。お悩みの方に少しでもヒントになれば幸いです。
奥田健次
最近の画像つき記事