マンガ2冊、電子書籍化されました!
パートタイム教授、奥田健次です( ´ ▽ ` )ノ
大学をスパッと超早期に退職させていただきまして、西軽井沢に移住。学校づくりをやってきました。今年4月に、ようやく私立幼稚園を開園。
あれこれ「ちょっと違った」ではなく、「まったく真逆の」が連発する幼児教育の現場となっております。
本日の園児達の様子。
走り出してしまう子もいましたが、奥田印の手つなぎ散歩法で、誰がやってもこうやって仲良く手をつないで歩けるようになりました。
定員数(長野県で最も小さい総定員35名)から見て、幼稚園設置基準の約5倍の園舎、約66倍の敷地面積です。
叱らないし、叱る必要の無い環境セッティングにしているため、子どもはもちろん保護者もスタッフも日々楽しんでいます。(ちなみに「叱らない」を「甘やかし」と思い込んでいる人、まったく間違いですから。大和書房『叱りゼロ〜』の本を読んで下さいね)
さて、これまでに紙の本で刊行されていました2冊のマンガですが、このたび電子書籍化されました!
私自身は電子書籍は苦手なのですが、マンガに関してはすでに「電子書籍なら買う」というくらい、スマホやタブレットでマンガを読む人が激増しているそうです。
確かに、街中で電車の中でスマホでマンガ読んでる人を、やたら見かけるようになりました。
それで、飛鳥新社の『拝啓、アスペルガー先生【マンガ版】―異才の出張カウンセラー実録』と、その続編でもあるスペクトラム出版社の『マンガ 奥田健次の出張カウンセリング – 自閉症の家族支援物語』が、同タイミングで電子書籍にラインナップされたわけです。
それが、初日から一気にジャンル『女性』部門ランク1位を飾りました。まんが王国です。
拝見すると「値段が高い」というレビューがありました。それは他の電子書籍と比較するとその通りであろうと思いますので、否定はしません。
でも「電子書籍しか出していない本」と比べるのには無理があって、紙の本を出していると紙の本のリスク(印刷代はもちろん、在庫管理や倉庫代、物流にかかる経費等)も同時に緩和しないといけないという、出版社サイドの判断があるようで・・・。
自費出版でもないので、価格を著者が決めることはできません。
電子書籍のみの本だと、印刷も不要、物流も在庫管理も倉庫代も不要ですので、それらの経費がゼロになるわけです。
そして、これらのマンガですが、漫画家の武嶌波さんとの打ち合わせには相当な時間を費やしました。神戸在住の武嶌さんと、長野在住の私が、仕事も合間に東京や関西でミーティングを繰り返しました。
マンガは、1ページというか1コマを完成させるだけでも大変ですからね。それが200ページ前後ありますから。これ、紙の本をお持ちの方は分かると思いますが教科書サイズの分厚さです。マンガは1コマ1コマにストーリー以外の情景なども含まれるため、1つの事例について結構なページを使うことになります。
なので、他の誰がやっても5事例前後も入れれば200ページになってしまうわけです。そこはご理解下さいね。
このマンガの読み方ですが「こんなこいるかな」です。
実際のところ「こんなタイプの子ども」というのもありますが、より共感していただける部分は「こんな校長や教頭、いるよなあ」「こんなヒステリックな担任っているよなあ」「こんなモラハラDV夫も、いるよなあ」という部分で、紙の本が出た後にたくさん「あるある」「いるいる」と共感をいただけました。
夫婦間のDVを専門の1つにしておられる弁護士から、「とても良かったです」と激励のお手紙もいただきました。
扱っている問題も、よくあるものを厳選しました。家庭や学校での困り事ですね。
大ヒットした「うんこ漢字ドリル」は、このマンガで紹介した楽しみ方の原理を上手く利用しているわけです(原理が正しいので、当然、上手くいきます)。
子どもに発達障害がなかったとしても、マンガで紹介された家族の姿や学校の問題と解決のアイデアなど、役立つ情報がたくさんでしょう。不登校の早期対応のヒントもあります。
スペクトラム出版社のほうは、虐待の問題も扱っています。虐待の話で出てくるのは私・・・。私の幼少期の体験を、武嶌さんが取材を重ねてかなりリアルにマンガ化してくれました。阪急西宮北口駅、北口のコープ、芦屋川、消防署・・・。これらの一コマすら、なんというか当時のことをそのまま思い起こすことができます。
パソコン、スマホやタブレットを使っておられる方。2冊ともぜひ入れて下さいませ(^^)
そして、ぜひ『まんが王国』にコメントを残してくれれば、私も武嶌さんも励みになります(私たちにそれほど利用料は入らないので社会的評価のほうが励みになるのです)。
近々、キンドル版のほうでも電子書籍化される予定です。
また一般の方でも入れる私の講演会等がありましたら、感想を聞かせて下さいませ。
最後は告知です。
行動分析学道場2018の一般受講生の締切が近づいてきました。5月24日締切です。概要はこちらから。年に1度の大イベントで、行動分析学漬けの合宿はこのワンチャンスしかありません。
保護者向け合宿は、7月15日、16日の予定で、近々、募集開始します。
それでは、また。
奥田健次
障害があってもなくても、適切な環境設定をすれば、子ども周りの大人も、みんなが楽しめる幼稚園ができるのですね。
そして、自然豊かな広大な敷地もですが、子どもの数に対して大人の数も多く、贅沢な環境だなと思いました。きめ細かい支援ができますね。
子どもも親も安心して通えて、きっと幸せに違いありません^ ^
息子が小さかった時に、こんな幼稚園、放課後等デイがあったらなぁ…。
これからもご活躍を楽しみにしています。