あまちゃんとえみちゃん
行動分析学者、奥田健次です(-_-;)
パートタイム教授、やってます。あと、クリニックを開業してて学校を作っています。
原稿に追いかけられて、ちょいちょい逃げつつ立ち向かっています。悪いことに、ちょっと咳がゲホゲホと。それは理由にならへんね。体調が良くても、遅筆ですから(^^ゞ
さて、そんな中、昨日は2つのサヨナラを観てしまったのでした。
まあ、両方ともNHKですけども。
1つは上沼恵美子さんの出演最終回となる、笑福亭仁鶴師匠の「生活笑百科」。この番組は、今でこそ「行列のできる法律相談所」とか法律系のバラエティーも盛んですが、その先駆けで長寿番組。上沼さん、29年も相談員を務めてんて。定番としては、上沼さんの大ボラ。大ボラ過ぎるから、ぜんぜんイヤミやないところが凄い。
たとえば、
「うちね・・・広すぎるいうんも問題ですね。実は皆さんには隠していたんですが、今までうちで4人の方が亡くなっているんです。郵便配達さんと宅配便さん、門から玄関までの間で餓死しはったんですね。125キロありますから」
「皆さん遺言書ってどうされてます? あたし、こないだ財産目録を作っておこうと思って書き出したんですけど、2年かかってまだ10分の1しか書けてないんです。大阪城、琵琶湖、金閣寺・・・計算したら全部書きだすのにあと4年かかるようなんですね」
「年末に実家でゆっくり過ごすってのが私の積年の夢なんです。一度でいいからやってみたい。だって無理なんですよ、毎年毎年ユーミンさん、サザンの桑田さん、松田聖子さんが貸してくれ貸してくれいうて実家を使うんです、大阪城ホール」
「大阪城は上沼家の家でしてね、淡路島は上沼家の土地、スカイツリーと通天閣は上沼家の物干し台」
などなど(^3^)=3
「あるかも」と思わせると嘘とイヤミになってしまうけど、「ありえん」と分かっているものならイヤミがない。そういう芸を見習わないとな。おれが「プライベートジェットをそのうちに」とか言うと、ありえそうと思われてしまうようでまだまだ。ありえへんって。でも、空港を買い取ることくらいは。いや、それもありえへんって。
自家製ハムを作ること。これくらいならアリエール。
上沼さんに限っては、芸人の長者番付上位なので、もしかしたら大阪城ホールくらい買い取ってしまうことなら出来るかもしれんですね。
この番組の最後に上沼さんがご挨拶をされて、その直後に「あまちゃん」最終回ですよ。総集編中心のウォッチャーだったけど、最終回はキチンとリアルタイムで観た。能年玲奈さんが、兵庫県神崎郡出身とは。おれと同じ兵庫県民ズですが、能年さんのところは播州エリアなので、言葉がかなり違うはず。大阪の河内弁、兵庫の播州弁。恐ろしや。
それにしても、能年さんってすげーな。なんで、あんなに三陸の言葉を使えるんやろうな。郷土ことば指導があるとはいえ、なかなかあそこまでは。
おれなんか、関西ローカルでもなく他の全国ネットの番組に出ても、どうやったって関西弁を崩さないんよね。海外出張のときでさえ、ケンカするときとか関西弁が出てしまうし。まあ、ところどころ「しょうがねえな」とかってわざと江戸っ子っぽい言い回しをすることもありますが、それはあくまでカギ括弧内のセリフとして使うときくらい。
あまちゃん続編なら「あまちゃん2」じゃなくって、中途半端な社会人になった場合は「中辛ちゃん」、銀座の母みたいになってしまった場合は「激辛ちゃん」、デキの悪い男のヒモになってしまった場合は「大あまちゃん」というタイトルで。和菓子屋の女将になった場合は「おあまちゃん」、出家してしまったら「尼さん」か。
って考えたら、やっぱりこの作品に「2」は馴染みが悪いね。
スポット的に長編をやるのがええのかも。
サヨナラ、あまちゃんとえみちゃん。
同じ日に、同じNHKを卒業してしまった。
NHKもショックなことをやるやないか。
奥田健次
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