島宗先生の新刊!
腱鞘炎その他を患ってます、奥田健次です(^^)
なんだか2014年も4分の1が終わってしまうことになります。年度としては新年度を迎えました。つーか、大学を退職してからこの新年度感覚みたいなものを失ってしまいました。
特にひどいのは曜日感覚を失ったこと。大学に勤務中のときは、講義の時間割とか教授会や委員会などで曜日感覚が身に付いていたからね。
超早期退職してから丸2年が過ぎました。社会保険の延長措置みたいなものがあったので2年間は社保でしたが、明日から国保になります。てへっ。高いぜ。
さて、昨日は行動分析学道場の師範4人で「怪談」でした(^^)
その前にアマゾンの情報で知っていましたが、実は一昨日くらいから島宗先生の新刊が予約販売されています。もちろん、俺、購入済み。
そのことを島宗先生に「出てましたよ」と伝えましたら、「まだ出てないよ」とアマゾンで先行予約されていることをご本人がご存じでありませんでした。
もちろん手元に届くのは、恐らく書店に並ぶ日と同じか、またはラッキーであれば1日くらい早めに届くかもです。楽しみです。
タイトルは以下の通りです。
使える行動分析学: じぶん実験のすすめ(ちくま新書)
紹介文を読むと『仕事、勉強、恋愛、ダイエット……。できない、守れないのは意志や能力の問題じゃない。行動分析学の理論で推理し行動を変える「じぶん実験」で解決できます! 』とあります。
超絶面白そうですよね(゜▽゜*)
読者の皆さんは「仕事、勉強、恋愛、ダイエット」という取り扱うテーマに魅力を感じるかも知れません。確かに「そんなトピックにも行動分析学が!?」という驚きがあるかもしれませんが、俺的には「じぶん実験」のほうに大きな魅力を感じています。
当然です。
島宗先生はもう10年以上も前になるかな。学会の打ち上げで居酒屋で飲み会したときにも、乾杯する前に数枚のシールと台紙をテーブルの上に置いてました。
地ビール屋に行って、ビールの前にテーブルの上に店員が置く物は紙製コースターです。でも、心理学者は置く物が違いますでしょ。笑
割り勘で損得しないように気をつけている?
ちゃいます。
「記録」のためです。
実験ですから、行動の数を測定する必要があるため、行動した結果を産物として残す方法を選んでおられたのだと思います。
スポーツの世界では、しばしば「記録よりも記憶に残る活躍を」みたいな言葉がありますが。全然文脈ちがう例だけど。
「記憶」を頼りにした「記録」というのは当てにならないものです。先の居酒屋での島宗先生ご本人の行動の場合、ましてや酒を飲むわけですから。だから、この場合は産物を残すという方式。
もしくは「ブレーキ」。確かご本人談ではこっちが理由だったような。「ジョッキ何杯くらい飲んだのか分からなくなるから」という理由です。だって、店員さんが空ジョッキをそのまま置いといてくれれば良いのですが、持って帰ってしまうもんだから産物が無くなるでしょ。
こんな感じで、ありふれたテーマの中で島宗先生がどのような面白い方法で記録をしたのか、臨床や研究のプロフェッショナルとしてはそこに共感したりヒントを得たりできるんだと思います。
俺、男子トイレで用を足しているとき、「用を足した後に手を洗う男性と手を洗わない男性の数」をいつも数えています。
口癖で「結局」と言いまくる女子学生の話を聞く際、その学生が「結局」と言う度にゼムクリップを1つずつ並べたこともありました。
認知症の高齢者の「鼻歌」出現回数をカウントしたこともありました。思っていたような結果には至りませんでしたが、これは学会発表もしましたよ。
その他、奇想天外な行動のカウンティングのアイデアは、奥田研究室の特徴の1つと言っていいかもしれません。
そんな方法があったのか!
きっと、こういう楽しみ方ができることでしょう。
これ、読む前の感想(予想)ですよ。多分、良い予想だと思っています。
皆さんもぜひ読んでみて下さい。図書館で借りるような本ではなくて、新書ですからお手元にね。当然、うちの学校の各種合宿や行動分析学道場に来る人は、基本指定図書となります。
俺もアマゾンからの到着を楽しみに待っています。
ご購入は下記のリンクからどうぞ。
使える行動分析学: じぶん実験のすすめ
奥田健次
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