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【響の食帳】絢爛豪華な空間でトリュフの香りに酔いしれる。日本の旬と世界の味をとりいれた、新しい中華料理。〜目黒雅叙園「旬遊紀」

くらげトリュフ

皆さんは、中華料理店にある「回転テーブル」がどこで誕生したかご存知でしょうか?
お客様がお料理を取り分けやすいようにとの配慮から生まれた回転テーブル。その第一号(復元)は、今でも「目黒雅叙園」の一角で優雅な姿を見せてくれます。

回転テーブル

この絢爛豪華な特別個室「王城の間」を有する、目黒雅叙園のメインダイニング中国料理「旬遊紀」が、先日9月5日にリニューアルオープン。
店内はもちろん、お料理も一新されたというお知らせを頂き、試食会に足を運びました。

この日頂いたのは、フカヒレや北京・南京ダックなどの高級食材をふんだんに使った豪華なコース料理。
乾杯用のワインをお願いして、美しいプレイスプレートを前に心を躍らせます。

グラスワイン プレイスプレート

まずは前菜。美しく盛りつけられた大皿から、少しずつ取り分けて。

秋を感じさせる食材達と、和食やフレンチを感じさせる味の饗宴。
中でも、トリュフをまとったクラゲの冷菜は中華料理の域を超える香りと味。しっかりとした白ワインを頂きたくなる香りに、部屋中の皆がしばらく虜になりました。

〜冷菜六種六皿盛り〜
秋刀魚の燻製、床臥の茶香蒸し、豚肉の煮こごり、蕪の酢漬け、押し豆腐・モヤシ・パプリカの湯葉巻き 、クラゲ トリュフ・きのこ和え

DSC01444 DSC01442 DSC01449
DSC01445 DSC01447 くらげトリュフ

続けて、美しい銀器が運ばれ…蓋を開ければ黄金色に輝く、フカヒレの姿。思わずため息…!

美味しいお料理には、美味しいお酒ですよね。
虞美人陳十年、紅楼夢六年、古越龍山 紹興花彫酒八年を味比べ。

しばし、フカヒレと紹興酒の堪え難いマリアージュに浸って。
仄かな甘みのソースが紹興酒と良く合います。

〜フカヒレの姿煮込み銀器盛り キャビア添え〜

フカヒレ 紹興酒

至福の時間が終わらないうちに、武安料理長自ら立派な大海老を、お部屋の中で調理して下さいました。
部屋の中に、濃厚な海老ミソの香りが漂います。

海老油と海老ミソがたっぷりと入ったソースは、フレンチのソース・アメリケーヌを思わせるクリーミーさ。
隣にたっぷりと盛られた揚げたワンタンの皮にまとわせ、気づけばお皿はピカピカに…笑

〜大海老の海老ミソ入りチリソース〜

海老チリ調理 海老チリ

既にお腹がふくれてきましたが、まだまだコースは続きます。
お部屋にやってきたのは、立派なダックが…二つ!
微妙に形が違うダックは、北京ダックと南京ダックです。

北京ダックは皮だけ、南京ダックは皮と身を頂くのがスタンダード。
北京ダックは実は南京からきた料理。ただし、北京ダックのアヒルは特別な方法で育ててられているため、見た目も焼き上がりの食感もまったく違う。

葱・きゅうりを添えて、梅ジャム・甜麺醤・香港醤・黒酢を少し。もちっとした餅皮で巻いて頂きます。
言わずもがな、北京ダックにも紹興酒がぴったり。

〜窯焼き北京ダック 南京ダック〜

北京ダック&南京ダック 南京ダック

ダックで少しこってりとなったところで、お野菜の一品。
土鍋で蒸焼きにしたほうれん草とピータンを、目の前で炒めて完成。
緑濃いほうれん草に、ピータンのコクと食感が加わり、シンプルかつ存在感のある味に仕上がっていました。

そして、武安料理長が再度登場。
バターで軽く火を通した和牛ロースを、各国の唐辛子・お酢で仕上げて。カリカリに炒めたナッツと唐辛子が、サクサクした食感のアクセントになっています。

バターのコクとお酢のさっぱりした風味が絶妙なバランス。これも、中華料理だけど洋を感じさせる一皿。

〜ほうれん草とピータンの土鍋炒め〜
〜和牛ロースの四川唐辛子炒め〜

土鍋炒め 和牛の炒め

最後のお食事は、汁そば・あんかけ焼きそば・炒飯から選ぶことができます。私は野菜のあんかけ焼きそばをチョイス。

満腹なので量を心配していましたが、とってもかわいいサイズの焼きそばがやってきました。少しの量なのですが、しっかり焼いたそばとシャキッとした野菜、丁寧なお料理に最後まで感心。

デザートの杏仁アイスは、なんとオリーブオイルと岩塩をかけて。
オリーブオイルの香りと、塩気が杏仁の香り・甘さを引き立てます。
留学から帰国した、オリエンタルな美少女が思い浮かびました。

〜野菜のあんかけ焼きそば〜
〜杏仁アイス エキストラバージンオリーブオイル岩塩かけ〜

あんかけ焼きそば 杏仁アイス

その場で茶葉から淹れるプーアール茶の香りを楽しみながら、コース料理を振り返り。

定番の中国料理の技法や美味しさをベースに、日本の旬、和洋の味や調理法を取り入れたお料理達。
紹興酒だけでなく、ワインも良く合うと思います。ソムリエもいらっしゃるので、相談できるのも良いですね。

その日の気分に合わせて、ホールや個室を使い分けられるのも便利。
最初にご案内した特別個室も、特別な日にぜひ使ってみたいですね!

新しくリニューアルした「旬遊紀」。素晴らしいお料理と空間を、ちょっぴり特別な日にぜひ体験してみて下さい。

エントランス 店内 武安料理長

************************
中国料理「旬遊紀(しゅんゆうき)」

東京都目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園
03-5434-3976
https://www.megurogajoen.co.jp/restaurants/shunyuki/

11:30〜16:00 / 17:30〜21:30(平日)
11:30〜21:30(土日祝)
年中無休

ランチコース
¥2,200 / ¥2,600 / ¥4,200(平日)
¥4,200 / ¥6,000(土日祝)

ディナーコース
¥6,000 / ¥8,500 / 12,000 / ¥15,000(全日)
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平野 響|ひらのひびき(フードアナリスト)プロフィール

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平野響(ひらのひびき)
生年月日:1974年4月7日
出身地:Kyoto
特技:食器選び、お店選び

フードアナリスト。食やワインの情報ブログを運営。難易度の高い料理を、家で手軽に作る方法を研究中。

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