ふたたびゲイビデオに呼ばれた話7
→ふたたびゲイビデオに呼ばれた話6
これはもはや苦行です。
なぜ田中監督もカメラを止めないのか謎でした。
先輩囚人3「う、うまいって言え……!」プルプル
ボク(先輩囚人3さん、あんた役者や……)
ヒロシ「はい!」
ボク「お?」
おーーーーい!!!!
なんで1回同意したんだ
先輩囚人3「ち、ちんこだよ!」プルプル
ヒロシ「ち、ん……こ?」
ヒロシ「ちんこうまいです!」
先輩囚人3「そ、そうだよ。それでいいんだよ……」
ボク(初めて人間に出会った原始人みたいな反応……)
先輩囚人4「おらっ、お前もしっかりしゃぶれ!」グイッ
ボクのほうを取り囲んでいた別の囚人役が
ちんこを押し付けてきます。
ボク(そ、そうだ……ヒロシくんのキャラに圧倒されてたけど
一応ボクが主人公だった……)
ボク(よし、ここから存在感をアピールして
がんばって挽回するぞ……)
できるかーーーーー!
ボク(なんやねんお前!)
ボク(さすがにノンケでもわかるやろ!!)
ボク(お前はなんでゲイビに出たんだーーー!!)
という、心の声を押し殺し、
ボクはがんばって囚人役を演じました。
ボク「こ、こんなこと毎日やるんスか……?」
先輩囚人4「そうだよ、てめぇもすぐに慣れるさ」
ボク「うぅ……」ジュポジュポ
田中「よーし、じゃあ、ここから、みんな
アキラくんに顔射する流れでフィニッシュだから
ヒロシくんを移動させよう」
やっと、ここで監督から指示が出ました。
ボク(ふぅ……やっとヒロシくんから解放される……)
先輩囚人2「よし、ヒロシ、こっちでもっと
かわいがってやるよ」
これは合図です。
こういうセリフが聞こえたら、とにかく
フレームアウトする流れになります。
ヒロシ「はい!」
ヒロシ「どこですか?!」
お前~~~~!
先輩囚人3「こっちだよ!!」
ヒロシ「こっちってどこですか?!!?!」
先輩囚人2「い、いいから来い!」プルプル
先輩囚人役の1人がヒロシくんの肩を掴み、
とりあえずカメラのフレームの外に連れていきます。
ヒロシくんは最後まで
「どこですか? どこ行くんですか? どこですか?」
と叫びながら画面の外に消えていきました。