はじめてゲイビデオに出演したときの話5
→はじめてゲイビデオに出演したときの話4
車は渋谷のラブホ街入り口辺りにある
コインパーキングで停まりました。
田中「じゃあ、ここらへんでデート風の
映像撮るから」
ボク「は、はい……」
木村「緊張する?」
ボク「よ、よかった。この人心配してくれてる……)コクコク
女性だからこういう気配りは上手なのかもしれません。
そんなボクの様子を見て木村さんは
木村「大丈夫だってー!ww意外と皆気にしないから!ww」
あまり気遣ってはいませんでした。
仕方なく、外に出ます。
ボク(う、うぅ……やっぱ恥ずかしいな……)
田中「じゃ、こっち歩いてみよっか。カメラ回しておくから」
そう促され、トボトボと歩き始めます。
ですが、たしかに木村さんの言う通り
これだけ男丸出しの女装でも
意外と通行人が振り返るようなことはありませんでした。
田中「ま、東京は撮影多いからねー。
こういうのも珍しくないんだよ」
監督のそんな言葉にそういうものなのかなと
納得し、撮影を続けました。
田中「じゃ、そこのエスカレーターに乗ってみよっか
俺、下からパンチラ狙うから」
ボク「は、はい……」
※ちなみに、いまちょうどニコニコ動画でこのときの映像が
無断転載されていますが、この映像で太ももにあった傷は
ヘアアイロンに間違えて座ってできた火傷の痕です。
田中「おっけー! ありがと!
あんま撮ってると俺が盗撮魔だと思われちゃうから
これくらいでいいよw」
ボク「ふぅ……(やっと終わりか)」
田中「じゃあ、次はプリクラ撮りにいこっかw」
ボク(まだあるのか……)
渋谷のセンター街を少し行った先にある
ゲームセンターに向かいました。
田中「じゃ、お金渡しとくから、これで
撮ってきておいでー」
え、1人で撮るんスか
女装だけでもキツいのに
ピンプリとはもはや拷問です。
ボク「わ、わかりました……」
~数分後~
ボク「と、撮ってきました……」
田中「おっ、じゃあ、撮ったプリクラ
カメラに見せてー」
ボク「は、はい……」
田中「はい。カット。
じゃ、このプリクラ応募者プレゼントにするから」
ボク「はぁ……」
なるほど。
だから、1人で撮る必要があったんですね。
※このときのプリクラが当たった方がいたら
いま転売すると儲かるかもしれませんよ。
田中「んーっと、じゃあ、街中はこれくらいで……ん?」
監督が何か見つけたようです。
視線の先にはK○Cの
あのオジサンの人形がありました。
田中「青木くん、青木くん!」
いやいやいやいや!
それはハードル高すぎますって!!!
木村「うわぁ……(小声)」
え、ADさんもヒクの?
ボク「えっ、えっっと……」
ここはなんとかして木村さんに
助けてもらいましょう。
見ると木村さんは
うわー……やらせるんだー……
田中「あ、やっべ、人増えてきた。
ちょっとここは断念しようか……」
ボク(ホッ……)
田中「じゃあ、そろそろ
ホテルに移動しよっかー」
ボク「ホテル……」
とうとうその時が迫ってきていました。
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