小説は脳にいいらしい
読書と映画鑑賞は、ボクの趣味でもあり仕事でもある。文章を書くということは、それ以上の量を読むことが必要。発想力を鍛えるためにも、1作でも多くの映画を観たいと考えている。だからそれぞれに年間のノルマを課していて、本は100冊、映画は180本が最低ライン。ここ何年かはその数字をクリアしている。
読書と映画鑑賞に費やしている時間で考えると、やはり圧倒的に読書が多い。毎朝4時半から5時には起きて、電子書籍で4冊の本を少しずつ読んでいる。そして就寝前には紙の本を1時間半から2時間かけて読む。映画は1日置きに1本観るペースだから、やはり読書にかける時間の比重は高い。
そんな読書、特にボクのように小説を中心に読むことは、脳にとって有効的な効果をもたらすらしい。
小説で脳を鍛えよう!読書量が多いと他者を理解する能力が高まる!
リンク先の記事は読書に対する最新の研究成果を紹介したもの。ドイツの大学の研究チームが3万人以上の被験者のデータをまとめた。その結果がなかなか興味深い。
読書によって人間の脳の認知機能が高まっていることが確認された。特に小説にその効果が強く認められたそう。最も効果を発揮するのは他者の考えや感情を理解する共感能力。さらに推論・抽象的思考・問題解決・言語能力にも有意性のある効果が認められている。
ノンフィクションでも効果があるけれど、最強なのフィクションという結果だった。一方、動画等の映像だけを見たグループにおいては、脳の認知機能を高める効果が認められなかったそう。これは実感としてわかる。
読書というのは能動的な行為。自分が読もうとする意思を行使しなければ成立しない。それだけに脳が活性化するのは想像できる。一方動画は受動的。内容によっては感情を激しく揺さぶられるけれど、漫然と眺めていても理解することは可能。だからあまり脳が活性化しないのかもしれない。
読書によって認知機能を高めた人が、動画を見ることで応用性が高まることは確認されているそう。つまり読書で脳の認知能力を鍛え、動画を見ることによってその能力を強化できるということ。そういう意味では、ボクの日常はなかなかいいパターンができているのかもしれないね。
今は動画全盛の時代で、確かに映像を見るのは楽しい。それゆえYouTubeやTikTokが大勢の人に利用されているのだろう。でもこれから脳が成長していく子どもたちには、できる限り読書をさせる方がいいのかもしれない。読書によって認知能力を鍛えることを優先するべきだと感じる。
これは高齢者も同じ。テレビの前に座ってじっとワイドショーばかり見ていると、脳の認知能力が刺激されない。将来的に認知症等を予防するならば、脳を能動的に刺激する読書の時間を増やすべきだと思う。要するに年齢に関わらず、常に脳を鍛えておくべきなんだろうね。
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