高羽そらさんインタビュー

中高生の読書感想文に最適かも

子供たちは夏休みの真っ最中。まだスタートしたばかりだけれど、几帳面な子供は着々と夏休みの宿題を片付けているだろう。

 

一方、ボクのようにギリギリまで溜め込むタイプは、まだ余裕で夏休みを満喫しているはず。いまのボクなら率先して片付けるけれど、当時は怠け者だったのでどうしようもない。そんな宿題で絶対に課題とされるのが読書感想文。

 

課題図書が決まっているなら仕方ないけれど、もし自由ならオススメの本がある。ボクが中学生や高校生のころにその本を読んだら、現代の社会情勢についってもっと積極的に興味を持ったと思う。その頃に出会いたかった本。でも実は、ボクが生まれる前から存在している本だった。

 

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2022年 読書#72

『民主主義』文部省 著という本。著者を見てびっくり。文部科学省ではなく、文部省とあるところに注目して欲しい。この本が執筆されたのは昭和23年。まだGHQの占領下にあって、朝鮮戦争による景気高揚もなかった時代。国民は戦後の生活の立て直しに必死で、誰もが苦しい生活に直面していた。

 

だけどこれからの若い世代には、なんとしても民主主義を継承して行って欲しい。その想いを込めて、当時の官僚たちが執筆したとのこと。特定の個人名が書かれていない。おそらく複数の人が分担して書き上げたんだと思う。

 

でも古い本だと馬鹿にしてはいけない。ボクは本の冒頭から驚かされた。本当に昭和23年に書かれたものか、何度も見返した。なぜなら現代人が読んでもまったく違和感がない。いや、それどころから絶対に読むべき内容だと心から思った。

 

民主主義とはどういうものか? このことについて、とてもわかりやすく書かれている。ヨーロッパやアメリカの歴史から始まり、どのようにして民主主義が成立していったか記されている。そして全体主義の恐ろしさ、さらに社会主義から共産主義へと至り、強圧的な国家となりつつあるソ連についても触れられている。

 

とにかく現代の中高生でも読みやすく書かれているので、これを通読するだけで民主主義について相当深く理解できるはず。そして日本という国が、民衆主義を確立していくために努力してきたことを理解できる。実際に五年ほどだけれど、学校の教科書として使われていたそう。

 

とにかく驚くのは、これが昭和23年に書かれたということ。高度経済成長なんて、この時期からすればやってくるとは思えない未来。戦争の傷跡から立ち上がるだけで精一杯のはず。なのにまるで未来を予言するかのように、民主主義を取り入れていく末の明るい未来が熱く語られている。

 

巻末の解説にも書かれていたけれど、おそらくGHQの検閲を受けていたはず。それゆえアメリカの政治体制を称賛した記述が多い。だけど深く読むと、それだけでないことがわかってくる。高校生くらいなら、その部分まで感じ取って欲しい。

 

この本では古い憲法である大日本帝国憲法を頭ごなしに否定していない。GHQに忖度したような微妙な書き方だけれど、明治時代の日本人にも民主主義の精神がしっかりと根付いていたことを立証している。国王を置くイギリスのように、立憲君主制という民主主義を確実に実現しつつあったとのこと。

 

ただ世界情勢によって、軍部が暴発した。それゆえ民主主義の精神が捻じ曲げられ、悲惨な戦争へと突入していったと記述されている。つまりアメリカに今さら言われなくても、日本人は独自の民主主義を確立させていく高い民族性を有していた。控えめな表現だけれど、そう言い切って胸を張っている執筆者たちの姿が見えてくる。

 

それにしても誰が書いたんだろう? 年代を考えたら、おそらく執筆者のほどんとが他界されているはず。とにかく素晴らしい本だったので、これからの若い世代の人たちに読んで欲しいと思った。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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