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高羽そらさんインタビュー

FFは悟りへの常道 最終回

『FFは悟りへの常道』は連載記事になっていますので、初めての方はリンクを順次さかのぼって#1<目次>からお読みください。

 

前回の記事はこちらです。記事内容は改稿、訂正、加筆等が発生すると思いますので、それぞれの記事の冒頭に最新更新日を記載しています。

 

この記事の最新更新日:2024年3月23日(土)

 

おわりに

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。ここまで読み進めてこれらた方は、すでに「悟り」の扉の前に立たれているはずです。後はあなたのペースに合わせてFFを行使することで、その扉の鍵を是非とも見つけてください。

 

いきなりここから読まれた方は、最初に戻ってページを追ってみてください。そうすれば「悟り」に関して、今のあなたの立ち位置を感じていただけると思います。でもそれがどこであっても気にしないでください。「悟り」に関して正解などありません。なぜなら誰もがいつか必ず、真の自分を思い出すことになるからです。

 

私もこうして自分の考えをまとめましたが、いまだ「悟り」への旅の途中です。いわゆる「一瞥体験」というものはあります。体外離脱体験、明晰夢、そして日常の意識でも経験しています。


けれどもそれらは一時的な「目覚め」であり、定着した「目覚め」には至っていません。それゆえFFを駆使して行きつ戻りつしながら、「悟り」の扉の鍵を探しています。

 

だから理不尽な扱いを受けて本気で怒ったり、嬉しい出来事に狂喜乱舞したり、悲しい出来事に涙したりします。そうした喜怒哀楽に翻弄されて、自分を見失うことも多々あります。


傷ついて落ち込むことがあれば、意図せずに他人の心を傷つけてしまうことあります。過去の後悔や未来への不安に囚われてしまうこともしばしばです。

 

そんな私が「悟り」について書くことができたのは、全面的に手を貸してくれた存在がいたからです。その存在とは私のスピリチュアルガイド、私の出身銀河であるNGC891のビューワーズたち、そして『夢体脱』の世界で交流を深めてくれた非物質世界の住人たちです。

 

ですからここに書かれている文章は、私の考えだけでは到底及ばないことがいくつもあります。彼らから受けっとたメッセージを解読して文章に変換しながら、私自身が学びを深めてきました。そして実習にも立ち会ってもらいました。そういう意味では大勢の仲間たちによる共著だと言えるでしょう。私一人の力では不可能なことでした。

 

そうしてFFを実践してきた私自身の成果として、「自由意志」世界と「運命論」世界との統合には到達したと確信しています。3つ目の視点である「ワンネス意識」への統合にはまだまだ遠い道のりを感じています。それでも「運命論」世界を取り込んだことで、その恩恵である心の平安はいつでも呼び起こすことができるようになりました。

 

まだ「自我」の完全な明け渡しには至りませんが、少なくとも自分の「死」や「病気」に対する不安からは完全に解放されています。この解放による心の安定状態は、「運命論」世界を統合することで得られる最も大きな恩恵だと思います。

 

死に付随するであろう痛みや苦しみに対する不安はあっても、「死」そのものや「病気」に対する不安は全く存在していません。この先20年生きるかもしれないし、明日死ぬかもしれません。でもそのことに対して抵抗する気持ちは全くありません。

 

「自由意志」世界へ「運命論」世界をインストールすることで、自分の役割を受け入れることができます。例えば俳優になりたい、あるいはミュージシャンとして食べていきたいという願いを持って努力を重ねたとしましょう。でもその努力が報われるとは限りません。なぜなら全ては「決まって」いるのですから。

 

もちろんその世界で成功するという脚本であれば、その努力が花開くという経験が待っています。これも「決まって」いることです。だからあなたの今の人生における配役が、「努力したけれども夢は叶わなかった」という脚本であれば、その役割を受け入れるしかないということです。これはとても辛いことでしょう。

 

でも「運命論」世界を統合することで、その体験の深い意味に気づくことになります。それが「決まっていた」と理解することで、必ず見えてくるものがあります。「悟り」をテーマにして「運命論」世界を解釈するとき、どうしてもネガティブなことに意識が向きがちになります。それは「観念」の解放という行為へと結びついていくからです。

 

でもよく考えてみてください。一般論になりますが、この世界は数えきれない幸せや喜び、美しさや愛に満ちています。「運命論」によって辛い現実を突きつけられるだけではなく、そうした感動も用意されています。そんな時は、それらを思い切り味わうべきです。

 

未来が「決まって」いても、その答えは私たちにはわかりません。なぜなら時間の存在する「自由意志」世界に暮らしているからです。ですからやってみないと答えはわかりません。自分の「運命」がどのようなものかは、行動することでしか確認できません。

 

だからどんなことでも全力で努力して、新しいことに挑戦していくべきです。「決まっている」からと動きを止めてしまうのは、そこから得られる喜びを放棄しているのと同じです。


「悟り」からの遠ざかるという理由で、「自我」が喜ぶことををあえて避ける必要はありません。成功体験や達成感は、行動を起こした人にしか与えられていない貴重なプレゼントですから。

 

成功体験や幸福を享受するのは、この世界で生きる人の特権です。だから私はいつも全力で生きています。新しいことに次から次にトライしています。だってやってみないと「運命」はわかりません。わからないのは、決まっていないのと同じです。

 

「運命論」世界を統合することで、私たちはさらに一歩先の未知の世界へと踏み入ることができます。より深く目の前の現実に向き合っていこうと思うようになります。なぜなら「今その瞬間」に全ての答えがあるのを理解できるからです。

 

そうして必死で生きていて壁にぶつかった時、「運命論」世界の統合は効果を発揮します。FFを使うことで、障害となっている「観念」の手放しを促進することができます。そして『真の自由意志』による「赦し」を行使していくことで、ネガティブな観念の解放が進んでいきます。

 

そうしてふと気づいた時、私たちの周囲には平安や幸福しかないことがわかります。その段階に至るまで、喜びを求めつつ、FFで不要な「観念」を手放していくだけです。その段階に至って最後に待っていることがあります。

 

それはその平安や幸福でさえ、手放す対象だと気づくことです。その事実を私たちが「赦し」た時、「悟り」の扉の鍵が手の中に握られているはずです。それは「悟り」の旅の終わりであり、一度も離れたことのなかった場所に戻ったのを「悟る」瞬間です。

 

私にその瞬間がやってくるのはいつなのかわかりません。でもわからないからこそ、ワクワクしながらこれからも日々を全力で生きていきます。左手には「自由意志」の誘惑を防ぐ「運命論」という盾を持ち、右手には『真の自由意志』という剣を握りしめて。(了)

 

 <お知らせ>

最新刊の『夢体脱』が全国の書店、並びみAmazon等のECサイトで販売中です。2012年に出版した『夢で会える 体外離脱入門』は、非物質世界の存在に『会う』ことがメインテーマでした。

 

でも『夢体脱』ではその出会いをどのようにして実生活に活かしていくかをテーマにしています。旧作を読んだ方にも新しい洞察が得られる内容になっています。是非ともよろしくお願いします。

 

Amazonでは単行本と同時に、Kindleの電子書籍でも購入していただけます。こちらからどうぞ。

 

ハート出版さんのサイトでも『夢体脱』の概要をご覧いただけます。こちらからどうぞ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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