二人の未来が心配で落ち着かない
今日の神戸は、昼間に大雨警報が出た。雨の警報は解除されたけれど、いまも暴風と波浪警報が発令中。そんな大雨の午前中に、4日に1度の買い物へ出かけた。当然ながら全身びしょ濡れ。
でも今日は6月30日で、2020年の後半へと向かう節目の日。帰り道に通った神社では、『夏越しの払い』の茅の輪が設置されていた。
大雨が降っていたし、買い物の荷物も持っていたので、お参りは遠慮させてもらった。だけど今日という日に大雨を全身で受けたことで、きっと『禊の雨』になっているはず。ということで、今日から本格的に新しい小説をスタートさせた。今年の後半も、この勢いで進んでいこうと思う。
そんな自分の未来には希望を持っているけれど、ある二人の未来が心配で落ち着かない。それはこの人たち。
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』下巻 E・L・ジェイムズ著という本を読了した。超大金持ちでイケメンのクリスチャンと、大学を出て出版社に勤めているアナとの恋愛を描いた官能小説。全部で3部作になっていて、これで第2部が完了した。
上巻の感想については、『このセレブ感は癖になる』という記事に書いているので参照を。
第1部で破局した二人だけれど、この第2部で二人の関係は復活する。それは心に闇を抱えるクリスチャンにとって、アナがなくてはならない存在だと気づいたから。だから最初は倒錯的な性の関係を求めようとしたクリスチャンが全面的に折れて、普通の恋人として再スタートすることになる。
だけど上巻での問題はレイラという、クリスチャンの元恋人。心を病んでいて、銃を手にして二人をつけ狙っている。そんな不安を残した下巻のスタートだったけれど、レイラ問題は二人を危険な状態に置きつつも解決する。
そしてなんとクリスチャンはアナにプロポーズする。自分がクリスチャンにふさわしい人間かどうか悩むアナだったけれど、彼がヘリコプターの事故に巻き込まれて無事に生還したことで、自分にとってクリスチャンはかけがえのない存在だと知る。そして二人はついに婚約する。
そのまま下巻が終わればいいんだけれど、そうはいかない。クリスチャンが命を落としそうになったヘリの事故は、ある人物によって仕組まれたものだった。それは出版社に勤めるアナの上司だったジャック。
ジャックはアナにセクハラまがいの性的行為を迫った。どうにか逃げたけれど、それを知ったクリスチャンは怒り狂う。なんせアナが就職したときにその出版社を買収しているから、クリスチャンは人事を自由にできる。それでジャックはクビになり、クリスチャンへの復讐を誓っていた。
さらに婚約したことで新たな敵が登場する。それはエレナという中年女性で、クリスチャンが少年時代にSMの世界へ誘い込んだ人物。自分の心の闇をアナに告白して乗り越えようとしているクリスチャンにとって、エレナは過去の人でしかない。
そのエレナが二人の婚約を知って強烈な嫉妬を起こす。おそらく第3部ではジャックとエレナによって、二人に危機が迫ることになるのだろう。どうやらこのまま無事に結婚できそうな予感がしない。
ということで早急に第3部を読まなければ。もしかしたら結果が気になるので、先に映画を観てしまうかもしれないなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。