あなたの境界線はどこ?
梅雨らしく雲は多いのですが、雨の降らない神戸です。梅雨前線はしっかり存在していますので、そのうち神戸でも雨が続く日がくるのでしょうね。
今取りかかっている物語のゴール日を設定しましたので、それに向けて全力で毎日を過ごしたいと思っています。
この写真は柊の「実」です。意識して歩くと、こうして普段見かけないものを発見できて楽しいですね。こうした植物や動物たちとの出会いがあるのは、自分という存在があるからですね。さて、その自分というのはどこまでが自分だと考えたことがありますか?
つまり自分と他との境界線がどこにあるかということですね。物理的な境界線というのは、比較的わかりやすくて、同意を得ることができます。自分の身体の皮膚という部分が、他の存在との境界線として考えやすいと思います。
その物理的境界線に集まる情報を、五感を通じて脳で知覚するのですね。でも人間は物理的な部分だけの存在ではありません。心理的な境界線について考えてみてください。それは肉体の皮膚と一致していますか?
例えば、比較的空いている電車に乗ったとします。そんなときわざわざ誰かのすぐ横に座る人はいないですよね。ある程度の距離を取って、自分の座席を決めると思います。ところがそんな状況で誰かが自分の近くに座ったとします。
そんなとき、どの程度相手が近づけば境界線を冒されていると感じるでしょうか? おそらくそれは人によって違うと思います。さらに近づく相手によっても違いますよね。つまり心理的な境界線というのは、相対的なもので常に変化しているということです。
だから他人と比べて、家族というのはその距離感が近くなります。妻やミューナがどれだけ近くにいても、そのことを意識することはありません。ミューナが私の膝にのっていて重いと感じることはあっても、境界線を侵入されているとは思いませんものね〜〜
それでも私がミューナの爪を切ろうとして近づくと、彼は速攻で逃げます。そんな時は自分の境界線に侵入されることを猫も拒むのですよね。それは動物でも人間でも同じだと思います。ではその心理的境界線の正体とは……。
私は「信頼」だと思います。
他者を信頼できる度合いが強ければ強いほど、その境界線が近くなり、自分との区別さえなくなります。だから他人を信用できない人は、心理的境界線を狭めて自宅に引きこもることになります。
逆に自分以外の他者を全面的に、完璧に信頼することができたら……。私の心理的境界線は地球から飛び出して、宇宙全体に広がっていくはずです。それがワンネスという意識だと思います。そして私が始めた新しい瞑想は、その心理的境界線の壁を取り払う練習です。またいつか紹介しますね。
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