某有名ブラック企業に就職して新人研修合宿に行った話17
ボク「み、皆さん！ ほら、
他のチームはあんなに遠くに行ってますよ！」
社長「えー、めんどくせーよ」
メガネ「いるよなー。小学校の
外周とかでやたら張り切る奴ｗ」
おまえら～～～！！
ヤンキー「でも、あんまりダラダラしてると
暗くなってから山道歩くのは大変かも……」
ボク（お、ナイスだ。ヤンキー！）
社長「それもそうだなー」
メガネ「そっすねー」
この予期せぬヤンキーの発言で
なんとか（渋々）メンバーを歩かせることに成功しました。
ボク（ああ……他のチーム
あんなに小さく見えてるよ……）
～一時間後～
山の中腹
社長「はぁ……はぁ……
なぁ、ちょっと休憩」
ボク「え、まだ一時間くらいしか
経ってませんよ？」
社長「そんな急いだって
体力消費するだけだよ」ドカッ
ボク「え、でも……（って、もう座ってるし……）」
～二時間後～
山頂付近
社長「おー、風車か。
こりゃ絶景だな。せっかくここまで来たんだし、
腰落ち着けてじっくり鑑賞していこうや」ドカッ
ボク「え、ちょっと、また休憩ですか？！」
社長「いいじゃねぇか。年長者の言うことは
聞いとくもんだぞ？」
ボク（じゃあ、自分がリーダーすればいいのに……）
～三時間後～
社長「ちょっと休憩」
ボク（もぉ～！）
～四時間後～
社長「うわー、靴擦れだわ
ちょい休憩」
～五時間後～
社長「ほい、休憩」
～六時間後～
社長「休け……
いや、マジお前
いい加減にしろよ？！
本当にこの元社長はことあるごとに
休憩と言い出して、まったく進みませんでした。
しかし、ボクがそんなことをいうような
素振りでも見せると、お得意の
「俺は年長者だぞ」
で、押さえ込こんできました。
ボク（でも、まぁ、
なんだかんだでチームの中で
五番手ぐらいには追いついたな……）
ボクらのチームで唯一有利な点を挙げれば
それは男性ばかりのチームだったことです。
いくつかの班には男女混合のグループがあって
女性のいる班はやはり遅れを取っているところも
ありました。
ボク（槻本さんの班にも
たしか女性がいたよな……）
ボク（そういえば、この道中
最初のスタート以外、槻本さんの
グループとすれ違ってないような……？）
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読みやすく文章力があるようなので、楽しく理解しやすい。
ウリよりも、男娘目線からみる就活話の展開が面白そうで、続きに期待ｗ