この物語はどこへ向かう?
耳について頭から離れない曲が定期的に脳内で更新される。最近のボクの脳で再生回数のトップを競っているのはサブリナ・カーペンターの『エスプレッソ』と、ホージアの『Too Sweet』という曲。特にここ数日はホージアの曲が頭から離れない。
地味な曲なんだけれど、全体を通じて使われているギターリフが耳に残って仕方ない。なんてことないベースラインなんだけれど、妙に耳についてしまう。昨年にリリースされたニューアルバムからのシングル曲で、ここ数週間でビルボードの上位にランキングしている。
ちょうどライブ風のミュージックビデオがリリースされたばかりなのでリンクしておこう。なかなかいい曲だよ。
さて、ずっと追いかけているシリーズ作だけれど、著者はこの物語をどうするつもりなんだろう? 本気でそんなことを考えてしまう展開になってきた。
2024年 読書#46
『デューン 砂漠の神皇帝1』フランク・ハーバート著という小説。『デューン』シリーズとして知られている作品で、最初の『デューン砂の惑星』は何度か映画化されている。今年の4月には最新作のPart2が公開されたばかり。
その最新作のPart1を観たのがきっかけで原作を読んでいる。でもこの作品は映画の世界からはるか未来の物語。映画の主人公はポール・アトレイデス。でも続編の『砂漠の救世主』までがポールの物語で、さらに続編の『砂漠の子供たち』ではポールの息子のレト・アトレイデスが主人公になっている。
このレトは『砂漠の子供たち』のラストで、巨大な砂虫(サンドワーム)の幼虫を肉体に取り入れた。元々父親譲りの予知能力があったけれど、この合体によってとてつもない能力を手に入れる。それで帝国を倒そうとする陰謀を阻止した。
この『砂漠の神皇帝』はそれから約3500年後の物語。でも主人公はレト。つまり彼は3500年以上も生きている。肉体はほぼ巨大な砂虫となり、顔の一部が残っているだけ。レトの父もこの合体を意図したけれど、恐ろしくてできなかった。なぜならある意味永遠に生きることになるから。
でもレトはその恐怖を受け入れたことで、3500年後でも皇帝として君臨している。そして映画では早々に死んでしまうポールの部下だったダンカン・アイダホは、いわゆるクローンとして次々に肉体を更新してポールの息子のレトに使えている。本当にぶっ飛んだ世界観www
この作品は3部に分かれていて、第1部はこの世界観の現状説明という雰囲気。レトの治世を嫌い、新しい世界を創ろうとする勢力が暗躍している。でもレトには予知能力があるので暗殺は難しい。とにかくこの物語がどこへ向かおうとしているのか不明。でもここでやめたら気になるので、最後まで付き合うしかないね。既成概念をぶっ飛ばすには最高の物語だと思う。
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