こんな機長なら空の旅も安心
今日の神戸は完璧な五月晴れ。きっと六甲山ケーブル行きのバスは1日中混雑しているだろう。明日も今日のような天気らしいので、行楽地は賑わうことだと思う。ボクは相変わらずいつも通りの淡々とした日々だけれどね。
さて、久しぶりに最初から最後までハラハラドキドキしっぱなしの映画を観た。
2024年 映画#91
『ロスト・フライト』(原題:Plane)という2023年のアメリカ映画。写真のジェラルド・バトラーが主演しているというだけで、派手なアクションが期待できる作品。その通りなんだけれど、彼の役はトランスという名の航空機のベテラン機長。なのになぜ銃を手にしているのか?
シンガポールから東京までのフライトで始まる。航路に嵐があるのでトランスは会社に迂回ルートで行きたいと希望する。でもLCCの航空会社なので経費削減を優先。それゆえ燃料等の節約のため低気圧の上空を飛ぶように指示される。
そのうえ厄介なことに、一般乗客に混じってガスパールという殺人犯の護送もすることになった。これだけでヤバい雰囲気を感じる。その予感通り、落雷に直撃されて飛行機の電気系統がやられてしまう。この冒頭のシーンだけでも航空パニック映画として完璧。
最初は海に着陸することも考えたけれど、陸地が見えたことでトランスはある島に不時着する。乱気流でCAの女性と殺人犯に同行していた刑事が命を落とす。でもそれ以外の乗員乗客はどうにか助かった。
ところが着陸したのはフィリピン政府でさえアンタッチャブルのゲリラが支配する島だった。飛行機の通信機器が使えない状況で、トランスはある決断をする。元傭兵だったガスパールの手錠を外し、通信機器を探すために同行するように願う。ガスパールも素直に従う。
ところがトランスとガスパールが通信機器を探している間に、ゲリラが気づいて乗客と乗員を拉致してしまう。目的は身代金を要求すること。ということでここから航空パニック映画が、一気にアクション映画へと変貌する。
ここまで来れば先ほどの写真の状況がわかると思う。二人で人質になった乗客たちを救いに行く場面。ここからのアクションシーン、さらに救出シーンは時間を忘れるほどすごい展開。新しい作品なのでこれ以上はネタバレしないけれど、見て損はない最高のアクション映画だと思う。
現実にはありえないかもしれないけれど、そのことを感じさせない説得力のある脚本になっていた。このトランスのような機長が操縦するジェット機なら、安心して空の旅を楽しめるだろうなぁ。最高に面白かった。
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