サミティベ病院デパート
心理臨床家、奥田健次です( ´ ▽ ` )ノ
西軽井沢の廃校を買い取り、学校を作っているところです。行動分析学の学校です。大学は超・早期退職してパートタイムだけにしています。
いまバンコクに来ていますが、昨日で無事にすべての仕事を終えることができました。内臓の薬を飲みながらなので体調はいつもよりも心配でしたが、ぶっ倒れてキャンセルとかで迷惑をかけることなく無事に終えることができ、とにかくホッとしてます(〃´o`)=3
連れて来られる子どもがどんな悪い状態であっても、そんなので困ることは一切無いんですが、やっぱり自分の体調が持つかどうかのほうが常に気になりますね(-_-)
で、昨日はバンコク市内でも超有名な病院、サミティベート病院に行ってきました。昼食もここでということで、最初は「なんで街中にいくらでもレストランがあるのに病院の中で?」と思ったりもしたのですが、病院はあちこちのデパートとまったく同じ作りでしたヽ( ̄口 ̄)!!
病院の入り口付近なんかは、ほとんどテナントばっかりなので、まったく病院には見えませんでした。日本の総合病院のイメージしか無かったから、ちょっと衝撃的でカルチャーショックな感じと言いますか。日本の病院だと喫茶コーナーがあって、軽食を食べられるところがあって、購買部があるくらいのイメージ。それが、スタバやアイスクリーム屋、レストラン、ショッピングモールみたいになっている部分、カフェテリア、なんでもありーみたいな(^o^)
おお、これなら子どもらに「病院だ、病院だ、ヤッホー、ヤッホー!」という気分にさせることは容易だぜ。
そんなわけで、病院には日本人の「営業」の方もおられるそうです。もう、日本のとは概念が違うね。
なにせ、今回はお世話になりました。
集まった日本人の方々も、わざわざ事前に「メリットの法則」とか「子育てプリンシプル」とか「叱りゼロ〜」とかを読んできてくれていたようで、ありがとうでした。でも、本当にちゃんと読んでおられても子どもの問題については循環論で考えてしまう癖は取れるもんでもないし、いくつかの問題への対処法を伝えると「えぇっ!?」という感じになります。これは、まあ世界中どこに行っても同じリアクションです。本をいくら書いても、伝わる範囲は知れています。
理論の話ばかりしてもつまらんので、いくつかは実際にある場面を例にして、対応方法を実演して見せました。たとえば、「タカラジェンヌ式帰宅法」とか。
こういう面白いネーミングの明るい対処法は、学苑社『自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座』に、山ほど紹介しています。アマゾンの「なか見!検索」を使って、目次だけでも読んでみて下さい。よくある質問を並べてるのが分かります。この本では、答えをわざと2つにしていますので、「こんなやり方もあるんだ、あんなやり方もあるのかぁ、他にもあるんだろうなぁ」という感じで読んでもらえれば、子育ての幅も広がり、余裕も出てきます。タイトル「自閉症児の〜」とありますが、実はすべての子の子育てにも通じる原理や方法のほうが多いんですよ。
いずれにしても、海外でこうやって熱心な日本人に会えるのは奇跡のようですね。海外じゃないような感じがするほどです。
昨年はカナダのバンクーバーでもたくさんの日本人にお会いできました。
それにしても、こういう病院ならば。おれ、3週間くらい入院したいなあ。そしたら、また1冊くらい本が書けるかもしれんなぁ(>_<)
これ、高級デパートやリゾートホテルのような坪庭。
「入院したい病」で入院させてくれへんかなぁ。小学校の頃、おれの一番好きな場所は保健室やったなぁ。当時、「保健室登校」なんていう言葉は無かったなぁ。保健室登校をしていたわけではなかったなぁ。ビオフェルミンを食べたくて保健室にステイしていたなぁ。
あー、これから日本に帰るのかぁ。
厳冬の日本では、めっちゃ目立つ薄着やけどもね。「武士は食わねど高楊枝」の精神と同じく、「海賊は外套を羽織らなくても凍えず」で、堂々と成田から移動しますわ♪〜(´ε` )
奥田健次
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