有酸素運動にトライ!
最近ではマラソンがブームとなっていることもあり、「走って脂肪を減らそう!」とは思いつつ、なかなか実行に移せない・・
そんなときは、まず「歩いて」みましょう。ただし早めに。
●ジョギングとスピードウォーキング
部活動の経験があると、“運動≒走ること”だと考えがち。でも、いきなりジョギングをはじめるというのは考えものです。中学生、高校生のころに比べると関節の柔軟性は損なわれ、もしかすると体重も増えていて、走るフォームも崩れているかも。そんな状態でジョギングをはじめたら、間違いなくヒザか足首、あるいは腰を傷めてしまいます。
ということで、久しぶりに運動を再開するというような場合は、「スピードウォーキング(早歩き)」からはじめてみましょう。両足が地面から離れてしまうジョギングに比べ、常にどちらかの足が地面に付いているスピードウォーキングの場合、関節への負担はずっと少なくなります。
また、同じ速度で移動する場合、実はスピードウォーキングのほうが消費カロリーは多くなるのです。ジョギングに比べて早歩きというのは、カラダにとってやや不自然な動作になりますよね。ということは、カロリーもそれだけ多く消費するワケ。
スピードウォーキングに慣れてきたら、もしかすると「ちょっと走ってみたい」という欲求に駆られるかもしれません。そうなったら、まずは「30秒ジョギング→30秒スピードウォーキング」という感じで交互にやってみましょう。それでも物足りなくなってきたら、だんだんジョギングの時間を長くしていき、最終的には全てジョギングにするようにします。
ただし関節への負担を考えて、できるだけアスファルトではなく、芝生などの柔らかい地面を選んで走るようにしたいところ。シューズもクッションの効いた専用のものを選ぶようにしてください。
●エアロバイクとサイクリング
大震災以来、移動手段としての自転車が見直されてきました。通勤に自転車を使うようになった方も意外に多いかも。そう、もし自転車で通勤できるのでしたら、カラダにも良いし電車賃も浮くし、まさに一石二鳥です。
加齢に伴って低下しやすい脚の筋力を集中的に鍛えることもできますし、渋滞を横目に車道の脇をサッと走り抜けるのは楽しいものでしょう。
ただし、屋外でのサイクリングはどうしても危険が伴います。また雨天の場合は傘を差したまま走るわけにもいきませんし、滑りやすくなって危険も増大。冬は寒いし夏は汗まみれになるし、かなり天候に左右されてしまいます。
でもエアロバイクを購入して家の中で漕いだり、ジムのエアロバイクを使ったりするのであれば、事故の危険もありませんし、天候の問題もありません。TVを観たり音楽を聴いたりしながら行えば、退屈することもないはず。
なお男性の場合、大事なところが圧迫されるため、精子の数が減少するという報告があります。最近ではサドルの形が工夫され、圧迫されにくくなったものもありますので、気になる場合はそういうタイプの自転車を選ぶようにしましょう。
なお消費カロリーの点で言うと、脚だけでなく上半身も動かすスピードウォーキングやジョギングのほうが、同じ時間内に使われるカロリーは大きくなります。
●水泳と水中ウォーキング
家や職場の近くにプールがないと利用できませんが、水泳も有酸素運動としては優秀です。特に浮力がかかるため、関節への負担が非常に少なく、腰痛などを抱える方も全く問題なく行えるでしょう。
泳ぐのが苦手な場合は、「水中ウォーキング」でもOK。泳ぐのではなく、水の中をただ歩くだけ。簡単なように思えますけど、怪我をしたアスリートのリハビリなどでも頻繁に行われているくらいで、これが意外とキツイのです。お近くにプールがあるという方は、ぜひ一度試してみてください。
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