戦いの構図が見えてきた
今日の午後になって、時間を置いて非通知の電話が3回もかかってきた。いまどき非通知の電話に出るなんてあり得ない。どこの誰かは知らないけれど、かなりアホなやつ。名前を名乗らずに他人の家を訪問するようなものだから、それで扉を開けてもらえると思うほうがどうかしている。
そもそも非通知設定をしている時点で、怪しさがモロに出ている。本当に悪い奴はもっと巧妙に仕掛けてくるので、こんなバカなことはしない。電話をかけているやつが何かを企んでいるとしても、おそらく二流以下でしかない詐欺師の落ちこぼれだろう。
真の悪役はなかなか姿を見せない。その代表が『ロード・オブ・ザ・リング』の悪役であるサウロン。今月になって新しいドラマがスタートしたけれど、まだサウロンだとわかる存在は登場していない。さすが真の悪役だよな。
2022年 映画#147
『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』(原題: The Lord of the Rings: The Rings of Power)シーズン1・エピソード4『大きな波』という2022年の作品。
いよいよ新作ドラマが4作目となり、これでシーズン1の半分が配信されたことになる。すでに昨日にはエピソード5が配信されている。ボクがそれを観るのは来週になるけれど。
今回のエピソード4で、ようやくこのドラマの戦いの構図が見えてきた。まだ人物紹介的な場面も多いが、全体の方向として次の展開が予想できるようになってきた。いまのところ4つの場所でドラマが進行している。
(1)選ばれた人間が暮らすヌーメノールという島。エルフのガラドリエルが漂流の末にたどり着き、将来的にサウロンを倒すエレンディルとイシルドゥアの親子と出会っている。
(2)エルフとドワーフの強力によって魔法の指輪が作られている。エルフのエルロンドが、友人であるドワーフのドゥリン4世と過ごしている。
(3)ホビットの祖先にあたるハーフットの一族。現在移動中で、謎の男性を連れている。その正体はいまだに不明。
(4)中つ国の南方国の人間たち。シルヴァン・エルフのアロンディルと人間のブロンウィンという女性が関わっている。
今回のエピソード4では、南方国にサウロンが触手を伸ばしていることがわかる。先ほどの写真はオークの首領であるアダル。顔を見てるだけでヤバそうな奴で、先ほどの非通知で電話をかけてきた連中と同じ。見ただけで悪者だとわかる。ただし、彼がサウロンかどうかはまだ分からない。真の悪役はまだ姿を見せていない。
アダルは捕まえていたアロンディルを解放して、人間が立てこもっているエルフの塔にメッセージを届けさせる。忠誠を誓わないと、皆殺しにするという内容だった。つまりここが最初の戦いの場になるのは歴然。
それを受けてガラドリエルは、サウロンと戦うためにヌーメノールの人間に支援を依頼する。実はこの島はアトランティスのように沈むという運命にあって、この国の王もそのことを自覚している。それゆえガラドリエルの要請を受けて兵士を南方国に派遣することになった。そこには当然ながらエレンディルという後の人間の王がいる。
今回は(3)に関してはノーエピソードだった。だけど(2)ではドゥリン4世が貴重な鉱物を発見して、エルロンドだけに教える。ミスリルという軽くて特別に強い鉱物。『ロード・オブ・ザ・リング』の映画を観ている人なら、ホビットのビルボがミスリルの鎖帷子をドワーフの王からもらい、それを受け継いだフロドが身につけていたのを覚えているだろう。刀や槍で刺されても、身体を貫くことができない。
さてさて、いよいよ最初の戦いが始まりそう。エピソード5はどうなっていくんだろう。楽しみだなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。