願いを実現するのに必要なもの
ボクの好きな俳優の一人にマイケル・ペーニャという人がいる。両親がメキシコ移民の俳優で、独特の雰囲気がある。脇役としていつも印象に残る演技を見せてくれる人で、最近では『ジャック・ライアン』のドラマシリーズでCIAの工作員として活躍していた。
そんな彼が主演した映画を観た。これは彼でないとできない役だろう。もう一度観たいと思うとても素敵な作品だった。
2023年 映画#153
『ミリオン・マイルズ・アウェイ 遠き宇宙への旅路』(原題:A Million Miles Away)という2023年のメキシコ・アメリカ合作映画。メキシコ移民として初めての宇宙飛行士となったホセ・ヘルナンデスの実話に基づく物語。当然ながらホセを演じているのが写真のマイケル・ペーニャ。
まだアメリカがスペースシャトルを飛ばしていた時代、ホセは宇宙飛行士として選ばれてディスカバリー号で宇宙へと向かった。その前にコロンビア号の事故で7名の搭乗員が全員死亡という出来事があった後のこと。
まだ公開されたばかりの映画なので、映画の内容については触れない。貧しい移民の息子として育った彼が、なぜ宇宙飛行士になれたのか? 実話だけに心が震えるほど感動したし、何かに挑戦していくという意欲を刺激される素晴らしい作品だった。
少年の頃に宇宙飛行士になりたいと思ったホセ。だけど小学校でさえまともに通えない。生活のために父の労働を手伝っていたから。だけど才能のあった彼は教師に激励される。どんな夢も絶対に叶うと。
それでも結婚して子供もできたのに、NASAからの採用通知は届かない。宇宙飛行士になりたいと思って30年近くも経っていた。ここからの彼が本当にすごい。そして彼を支えた妻のアデラが本当に魅力的だった。アデラを演じたローサ・サラザールという女優さんの演技は見ものだよ。
ということでホセがどのような壁を乗り越えて宇宙飛行士になったのかは、本編を見てぜひ体験してほしい。2時間ほどの作品だけれどあっという間に過ぎてしまうほど素敵な作品だった。
願いを実現するのに必要なのは、本人の圧倒的な努力なのは明白。でもそれだけでは無理で、真に必要なのは周囲の人たちの支えだと思う。そのことを強く感じさせてもらえる秀作だった。
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