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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.107

内側にいると見えないものが、外側の視点によって明らかになることがあります。日本の技術力に関する面白い記事を読みました。

 

日本の技術力が世界的にすごい本当の理由

 

どのような国にも職人さんはいます。ヨーロッパは古い物を修理して使う習慣が残っているので、そのような技術に長けた方が大勢おられます。でも日本の職人さんは、ひいき目かもしれませんが他国に比べて素晴らしい技術を持っているように感じます。

 

旅番組が好きでよく見ます。先日、東北でこけしを作っている職人さんの技を見ましたが、驚くようなものでした。言葉で説明できない高等な技術を、いとも簡単なように披露されていました。絵付けなども一発書きですからね。そこまでの技術を身に付けるのは大変だったと思います。

 

この記事は外国人の著者から見た日本の技術の素晴らしさを客観的に語っているものです。それをまとめると、

 

『ものすごく細かく単純な作業をただひたすら続ける忍耐力』

 

『機械でも読み取れないようなナノ単位でのズレを感覚で認知する感覚』

 

『やろうと思えば簡単にできるごまかしを行わない仕事に対する誠実さ』

 

なるほどなぁ、とその観察力に感心しました。そして同時に、うん、うん、と頷きました。確かにそのとおりだと思います。

 

これらの要素は日本人としては納得できるものですし、職人さんの世界では『当たり前』のことでしょう。職人というレベルでなくても、内職や工場で作業されている日本人にも共通している感覚だと思います。

 

でも海外からの視点で見れば、こんなことができる人種は他にいないのでは、と思うほどの内容だそうです。例えば合理的な感覚を持つアメリカ人ならば、「こんな退屈な仕事はバカらしくてやっていられない」と言ってすぐに辞めてしまうだろうとのことです。

 

この記事は日本のあるアパレル系の工場を視察した時の感想ですが、工場長は東南アジアの人を採用したこともあります。でもうまくいきませんでした。なぜなら言葉で説明できない「阿吽の呼吸」や「微妙なニュアンス」という日本人にとっては普通のことが、外国の人には理解してもらえなかったというのが理由です。

 

英語には、一言で『微妙』を表現する単語がないそうです。言葉というものは文化そのものですから、たった一つの単語でそのニュアンスを表現できる日本人はある意味特殊な民族なのかもしれません。

 

ただしこの記事を読んでいて感心したのは、そうした日本人の特質をほめるだけでないことです。物事は二面性を持っています。外国人から見れば素晴らしいと思える感覚が、逆に足を引っ張る可能性もあります。

 

職人気質と言われる感覚の最大の特徴は、ある仕組みのなかで指示されたことを実直に行うことです。でもそのことに必死になりすぎると、仕事の内容や目的に疑問を持ったり、新しい方法を進言していくことが阻害される可能性がある、とこの記事で述べられています。

 

古いやり方が最善だということが頭から離れないので、新しい可能性を見出すことができなくなるということでしょう。頑固になってしまうのですね。

 

現代社会は想像を超えるスピードで変化をしています。日本の技術力を支える特質は大切にするべきですが、同時にそうした流れに対応できる柔軟性が必要なのかもしれません。

 

グローバル化した社会は、従来の概念の変革を求めてきます。だからあまり強いこだわりを持ちすぎると、日本そのものがガラパゴス化していくかもしれません。日本というものを客観的にとらえた、とてもわかりやすい記事でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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