健康保険証の淘汰が始まった
2024年の秋に現在の健康保険証は実質的に廃止される。健康保険証はマイナンバーカードへ統合されることで、医療情報のデジタル化が促進されるということ。そもそも以前から国に掌握されているデータを一本化しようということなので、便利になっていいと思う。処方薬もネットで買える時代はすぐそこ。
当然ながら健康保険証に関して、証明書としての利用が厳しくなる。いずれ廃止されるものだから仕方ないだろう。さっそく、IT企業がその動きを見せた。
docomoが契約の際にこれまで本人確認に利用してきた健康保険証について、今年の5月中旬からは身分証明として認められなくなる。docomoユーザーのボクのアカウントにもお知らせが届いていたので、正式に決まったことなのだろう。
いずれ廃止になるものだから、早めに手を打っておこうという意向だと思う。それが前提だとしても、docomoとしては健康保険証に関してこれまでトラブルが起きていたらしい。
「不正な契約締結や不正利用等」が増加していたことで、5月からの利用不可を決めたとのこと。以前からも健康保険証単独での本人確認は不可だった。運転免許証やパスポートなら単独で証明になる。でも健康保険証の場合は補助書類の提出が求められていた。
その理由は写真付き証明書ではないから。年齢が近ければ、成りすましに悪用できる。以前は健康保険証があれば消費者金融でお金を借りることも可能だった。それも今はできないはず。そもそも健康保険証を身分証明として使うことに無理があったんだろう。
だけどネット社会の現在、本人確認を求められることは多い。だから運転免許証がない人で、かつマイナンバーカードを作っていない人は、いざというときに手間がかかる。そうなると最強の身分証明書を作っておくしかない。それはパスポート。
ボクのパスポートは2021年に失効した。更新するつもりだったけれど、コロナ禍真っ最中だったので断念。今月の末からネットでも更新手続きが可能になったけれど、当時は旅券事務所に複数回出向く必要があった。それでそのまま失効させた。
だけど近いうちにパスポートを申請しておくつもり。それは海外旅行にいくためじゃない。想定外の出来事が起きたとき、日本人としての証明書が必要になると思っているから。最も懸念されるのは台湾有事。
2024年には台湾総統選挙がある。おそらく中国としては、その時期に軍事行動を起こす可能性が高い。習近平は自分の任期中に台湾統合を意図しているから。日本が戦場になる可能性は限りなく低い。だけど何が起きるかなんてわからない。もし日本を脱出する事態となったとき、有効なパスポートを持っているかどうは大きく影響すると思う。
だったら今すぐ申請すれば? それはそうなんだけれど、我が家にミューナという愛すべき老猫がいる。病気の彼を連れて海外に逃げるなんて絶対に無理。だから彼と一緒に暮らしているうちは、何が起きても彼から離れるつもりはない。だから今はパスポートを必要としない。
今年の6月に17歳となるミューナが天寿を全うしたとき、すぐにパスポートを申請するつもり。それが今年なのか、5年先なのかわからない。だけどミューナがこの世にいる限り、そうした不測の事態が起きないという根拠のない確信がある。直感としてそう受け取っている。
だからミューナが旅立てば、それがサインだと思っている。そうなったらいつでも自由に動けるよう、適切な準備をしておくつもり。それまで身分証明は運転免許証とマイナンバーカードの二本立てで利用しようと思う。
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