ヒーロー映画は続編必須なの?
マーベルやDCというコミックの違いはあるけれど、スパイダーマンやスーパーマンのヒーロー映画は続編が当たり前のように制作されている。単なる続編だけでなく、複数のヒーローがコラボする作品も数多く作られてきた。
もちろんそれらは面白いので、ボクも可能な範囲で観ている。ただヒーローものというだけでそうした傾向になることにちょっと抵抗があって、多少は食傷気味になっているのも事実。そこでヒーロっぽい内容だけれど、どこのコミックにも属していない作品を発見。これなら単作として観られるだろうと思った。
ところがこの映画も続編だったwww
2023年 映画#150
『ミスター・ガラス』(原題:Glass)という2019年のアメリカ映画。チラッとあらすじを見ると、特殊能力者を扱った作品らしい。現在は認知症で第一線を退いたブルース・ウィリスが出演していることでチョイスした。
映画を観てしばらくは、ブルース・ウィリス演じるデヴィッドとジェームズ・マカヴォイ演じるケビンとの戦いを楽しんでいた。だけど二人が逮捕されて精神病院に拘束されてから、どうにも進行が鈍い。前半のいいテンポが台無しになっている。
そしてサミュエル・L・ジャクソン演じるイライジャが登場した段階でピンと来た。それはブルース・ウィリスと共演した『アンブレイカブル』という作品。それで調べてみると、その映画の続編とのこと。それだけでなく『スプリット』というケビンが登場する映画の続編でもあった。
つまり「コミック」系ヒーロー映画のパターンである続編作品だった。どうりで途中でテンポ感が落ちたはず。過去の二つの映画の接点を語ることが必要となって、中だるみのような状況になったのだろう。
ただ続編にしては残念な結末だった。この3人を死なせてしまうことで、特殊能力者の存在を世界に認知させることに成功したという終わり。天才的な頭脳を持つイライジャが超能力の証明となる映像をネットに流したから。
その映像を3人の超能力者の母親、息子、恋人が拡散したというラスト。サラ・ポールソン演じる精神科医は、超能力者の存在を世間に認知させないため、彼らを精神病患者として葬ろうとしていた。それを最後に阻止したという内容だった。
映画としてはイマイチだけれど、『アンブレイカブル』という映画は好きだったので楽しめた。そして凄いと思ったのは、多重人格者であるケビンを演じたジェームズ・マカヴォイの迫真の演技。これはかなり見ものだった。機会があれば『スプリット』という映画を観てみようと思う。
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