いつも心にBGMを
朝起きてすぐに見たCMの曲を、無意識に頭で再生していたり、口ずさんでいることはないだろうか?
なんとこの現象に名前が付けられている。『イヤーワーム』呼ばれていて、耳に居座る虫のようにうっとしいものだということ。
なぜイヤーワームが起きるかについて、アメリカの大学で研究されている。専門的に言うと『認知的かゆみ』というものらしい。つまりムズムズするのだろうwww
人間は音楽を聴くとき、聴覚野という脳の部分が活性化する。過去に聴いたことのある曲の一部を耳にすると、それをすべて再生しようとムズムズするらしい。それが『認知的かゆみ』であり、イヤーワームの要因とのこと。
一般的に女性に多く、音楽家や神経質な人、過労やストレが溜まっている人が体験しやすいそう。音楽家に多いのは楽器を演奏したり音楽を耳にすることが多いから。だけどなぜ男性より女性が多いのかはわかっていない。
ボクはこのイヤーワームを常時経験している。おそらく音楽家並みに音楽を聴いているからだろう。少なくとも1日に3〜4時間は音楽を聴きながら小説を書いたり本を読んでいる。だからそれ以外の時間でも、頭のなかで常に音楽が自動再生されている。
ただリンク先の記事を読んで、腑に落ちない内容があった。それはイヤーワームを解除する方法が示されていたこと。その方法は説得力があるし、ボクも使ったことがある。といってもボクの場合は、好きじゃない曲が頭から離れないときだけ使う。
その基本的なやり方はシンプル。ちがう曲で上書きするだけ。好きな曲を思い浮かべて、新しいイヤーワームを発生させればいい。だけどそれならイヤーワームそのものが消えるわけじゃない。でもそれでいいんじゃない?
記事を読んでボクが腑に落ちないのは、イヤーワームがウザいもの扱いされていること。ボクはまったく反対の見解を持っている。イヤーワームは、むしろ利用するべき。心のBGMとしてね。
日々生きていると、面倒だけれどやらなければいけないことがある。朝起きるのが辛いこともあるだろう。そんなとき意図的にイヤーワームを起こすことで、ボクは気持ちのスイッチを入れている。
朝の掃除が面倒に思えるときなど効果的。元気が出る曲を頭に思い浮かべて再生する。そうすれば自動演奏に切り替わって、掃除が終わるまでBGMとして気分を高めてくれる。古い曲なら『ロッキーのテーマ』が最適だし、最新の曲だったらエリー・ゴールディングの『パワー』という曲でやる気になれる。
歩いて買い物の往復をするときも、音楽を聴かないのでイヤーワームを使っている。楽しげな曲を頭で再生して、そのテンポに合わせて歩く。いまのボクのお気に入りはドーシャ・キャットの『セイ・ソー』かな。この曲をリプレイしていたら、いつまでも歩けそうな気がする。
人間なんて何もしなければやる気は起きないし、ちょっとしたことで気分がふさぎ込んでしまう。いまのように自由に行動できないような時期なら尚更だろう。だからこそ音楽は必要。
自分の好きな曲や元気の出る曲を思い浮かべ、心のBGMにして流せばいい。そうすればとにかく行動できるし、やる気も出てくる。映画の主人公になったような気持ちでBGMを味方につけると、いろんなことがスムーズに運ぶと思うよ。
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