[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

メチャ気になる Vol.2

今日のメチャ気になるは、大晦日に放送された紅白歌合戦の話題です。

 

紅白、ジャニーズばかり&意味不明な近藤真彦トリで視聴者はウンザリ…歴代最低視聴率

 

私が紅白歌合戦を最初から最後まで見たのは、おそらく小学校の高学年が最後です。当時は歌謡曲が全盛時代で、大晦日のレコード大賞に引き続き、紅白歌合戦が放送されていました。ですから人気歌手は場所の移動に大わらわ、というのが定番でした。

 

しかし私が洋楽に興味を持つようになって、全く見なくなりました。ここ30年くらいは完璧に見ていません。ですから2部制になっていたのも知りませんが、前半が34.8%、後半は39.2%で、特に後半の視聴率は2部制になって過去最低だったそうです。関心のない私にすれば、それでも驚きの数字ですが、

 

客観的に見て、突っ込みどころが山ほどあるニュースです。言い出せばキリがないのでいくつかに絞ってみます。まずは視聴率について。

 

いまだにテレビ業界に従来の視聴率が浸透していることに呆れます。もっと的確に実態を調査する方法はないのでしょうか? ネットなんて何かの商品を一度検索しただけで、それに関する広告が次から次に自分のパソコンの画面に登場します。

 

しかしテレビの視聴率は相も変わらず、任意の家に置かれた端末からの情報です。ピントがずれているようにしか思えません。こんなアナログ的な方法で集めたデータで、企業はスポンサーであることの決断をするわけです。広告媒体としてテレビからネットに移行しているのは当然でしょう。新聞やテレビという既存のメディアは、今のままではジリ貧になるのは目に見えています。

 

続いて番組に関してです。この記事では視聴率が最低になった理由が検証されています。大手芸能事務所の専横が目立つ、という結論ですね。でも私から言わせれば、どちらにしても現状の紅白歌合戦など見たいと思いません。深い理由はないですよ。単に趣味が合わないだけです。

 

例えば紅組の一番手でテイラー・スウィフトが登場し、トリでマドンナが歌うのなら、テレビの前にかじりつきますよ! 音楽の趣味というのは好き嫌いの問題ですから、どうしようもありません。私は年末に演歌を聞かされるくらいなら、寝ているほうがマシですから。

 

ですからNHKとしては、どうしてもこのお化け番組を支えている視聴者層を意識します。40%近い視聴率を支えているのは、おそらく年配の世代のはずです。もしオリコンチャートに基づいた歌手で番組を構成するとしたら、一気に視聴率は下がるでしょう。「この人誰?」というお年寄りの言葉が聞こえてきそうです。この記事が揶揄していることも、そういった理由ですね。

 

そうなるとその年にヒット曲がなくても、過去に売れた歌手を出場させなくてはなりません。祖父母、父母、孫世代が同時に見るわけですから、それぞれの世代に合った見所が必要です。だから紅白出場に当選としたとか外れたとかで、歌手の人は一喜一憂する必要がないのでは。そしてこの番組が迷走しているのは、そうした世代間の格差を調整できなくなってきたからでしょう。

 

このニュースを見て何よりも驚いたこと。それは40%もの人間が、生放送を見ているという事実です。この部分が、私にとっては最も理解に苦しみます。まだそれほど多くの人が、従来の方法でテレビを利用していることにビックリしています。

 

私にとってはテレビは録画するものです。見たい番組は録画して、見たい部分だけ見ます。もし紅白歌合戦で見たい歌手がいれば、録画してその歌手が登場する時だけ見ます。民放だったらCMが入りますから、オンエアーでは見ません。無理矢理CMを見せられる時間がもったいないからです。

 

さらに主なテレビ番組はYouTubeでも見ることもできます。私が去年の4月に声だけで出演した『5時に夢中』だって、YouTubeで見ることができます。何が言いたいかといいますと、ネットの普及で時間の使い方が大きく変化している、ということです。

 

時間の使い方がより個人的になり、自由に調整できるようになってきました。生放送をどうしても見たいと言えば、スポーツ中継くらいかもしれません。それだって結果を知らないように工夫して、録画で自分の好きな時間に楽しむことができます。最初に考察した視聴率などは、そうした録画視聴は計算に入っていないはずです。そして企業も、録画ならCMを飛ばされることを理解しているでしょう。だったらお金の出し損になるかもしれません。

 

私が子供の頃は生放送が貴重でした。見逃すと二度と見られません。毎週土曜日の午後8時から放送されていた『8時だよ、全員集合!』は、生放送でした。当時のドリフターズのメンバーやスタッフの苦労は相当なものだったでしょう。見ている私たち子供にしても、見逃せば翌週の学校で話題についていけなくなります。でも現代は、「あれ面白いよ!」と言われたら、「じゃぁ、今度見てみるわ」と答えることができます。

 

ぐだぐだと好きなことを書いてきましたが、結論から言いますとこれからも紅白歌合戦の視聴率は下がっていくでしょう。年末の家族団欒の象徴として、大切にされているのはわかります。そうだとしても、最低視聴率を更新した、というニュースを毎年目にすることになると思います。メディアの過去と未来の葛藤が、この番組に現れているように感じます。

 

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

 

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

 

 『STORY OF ZERO   BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る


インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2016年1月
« 12月   2月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/