長寿の人には理由があった!
人間の寿命というのは不思議。健康に気を使っている人に限って病気になったり、まったく無頓着に暮らしているのに長生きする人がいる。
そういえば芸妓さんで90歳を超えている方がいて、その人は時間されあればタバコを口にしているヘビースモーカーだった。
ボクが過去に飼った猫で、もっとも長生きした子はジャンクフードの女王だった。好物はちくわとポテトチップス。どちらも塩分が多いので、猫に食べさせられないもの。だけど頑固な猫で普通の食事を口にしないから、仕方なくあげていた。でもめちゃ長生きしたんだよね。
生き物の寿命は決まっていて、どんな風に暮らしても同じなのか? それとも長生きには別の理由があるのか?
そんな疑問に対する答えが見つかったかもしれない。
これはいいニュースなのか、それとも悪いニュースなのかわからない。
110歳以上の人の血液を調べてみると、かなり特殊な免疫細胞が見つかったそう。「CD4陽性キラーT細胞」と呼ばれているもので、がん細胞を攻撃する強烈なT細胞とのこと。
なんと110歳を超えている人は、「CD4陽性キラーT細胞」が20代から70代の人に比べて10倍も多く血液に存在していた。10倍だよ〜〜!!!
つまり110歳まで生きている人は、ガンにならないわけじゃない。もしがん細胞ができても、「CD4陽性キラーT細胞」がやっつけてしまう。だから長生きするんだろう。一般の人の10倍もあれば、少々タバコを吸おうが、お酒を飲もうが影響はない。強い味方がいるんだからね。
悪いニュースという意味では、この「CD4陽性キラーT細胞」が少ない人は、110歳までは生きられないということ。どれだけ健康に気を使っても、あまり効果は期待できないかもしれない。
いいニュースという意味では、この「CD4陽性キラーT細胞」の多い理由やその性質を研究することで、少ない人にも移植できる道が見つかるかもしれないということ。もしかしたらがんの治療薬となりうるかもしれない。免疫細胞だから、がんだけじゃなく他の感染症にも効果があるものね。
健康診断で「CD4陽性キラーT細胞」がどれだけ含まれているかを調べてもらえたら面白いなぁ。数値が低かったら健康に注意するだろうし、高かったら長い老後の生活設計を考えるきっかけになる。でも大勢の人が一喜一憂することになって、騒ぎになるだけかもね。
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