豪華キャストにノックアウト
ミュージシャンも映画俳優も、ボクの場合はイギリスびいき。好きなアーティストや俳優は、イギリス出身か他のヨーロッパ出身でイギリスに拠点を置いている人が多い。わざわざ探しているのではなく、結果としてそうなっている。だからよほどイギリスの芸術と水が合うのだろう。
あるハリウッド映画の続編で見逃している作品があった。1作目が最高で、2作目がギリギリ合格で、3作目は無理やり作った感が残る内容だった。だから4作目があるのを知っていたけれど、なんとなくスルーしていて気にかけていなかった。
ところが妻がその映画を観たいと言ったのでキャストを確認した。なんと、なんと、ボクの好きなイギリス俳優たちが共演している。知っていたなら絶対に見逃すことのないキャストたち。前作の先入観でスルーしていたらしく、もったいないことをしていた。ということでさっそく観ることにした。
2022年 映画#61
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(原題:Men in Black: International)という2019年のアメリカ映画。トミー・リー・ジョーンズとウイル・スミスの共演で大ヒットした作品。特に1作目はSF映画としても、そしてコメディとしても素晴らしい作品だった。
ただ最初にも書いたように、なんとなく3作目に至ってトーンダウンしていった印象がある。それほど1作目の印象が強烈だったからだろう。だから7年ぶりに続編が出るのを耳にした程度で、そのまま忘れていた。
ところがこの続編はキャストがすごい。脇役なんだけれど、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、そしてレベッカ・ファーガソンという3人が出演している。この3人の誰が主演しても絶対に観たいと思う俳優たち。なのに3人がそろって共演しているなんて。もう楽しみで仕方なかった。
続編となっているけれど、ストーリー的には関連がない。最初の3作の下地を使って、まったく別の作品として撮影されている。だから本当の意味で続編を期待した人にはガッカリだったかもしれない。だけどボクは大満足。だってその3人を観られるだけで十分だから。
エマ・トンプソンは年齢を重ねてさらにかっこよくなっているし、リーアム・ニーソンは味方のように見せかけて実は悪者という役がピッタリだった。何より楽しかったのはレベッカ・ファーガソン。『ミッション・インポッシブル』のときのような美女姿は見られない。
腕が複数ある宇宙人の武器商人という役で、彼女の大ファンのボクとしてはマジうけだった。いやいや、本当にどんな役でもできる女優さんだよねぇ。ますます『ミッション・インポッシブル』の最新作が楽しみになってきた。
もちろん主演のクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンも最高だった。この作品のパターンが完璧に再現されていて、違和感のない素晴らしい演技だったと思う。CGも以前の作品に比べて進化していたし、宇宙人たちもさらに多様性が深くなって思い切り笑わせてもらった。
ポーニィという小人の宇宙人がボクのお気に入り。チビなのに意外と強い。個人的にはこの作品の続編を観たいと感じさせる内容だった。
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