宝庫
穀物の外皮は、微量栄養素の宝庫です。
主な栄養素である炭水化物は外皮に守られている胚乳部分に多く含まれていますが、ビタミンやミネラルなどは外皮に多く含まれています。だから、その外皮を完全に剥がしてしまう「白米」を主な食糧としていた昔の上流階級の人々は、ビタミンB1の不足から脚気を患ったりしていましたし、現代の人が同じ年齢でも若く見えるのは、昔の人はナイアシン不足でアンチエイジング対策が出来ていなかったのかもしれません。
良く見かける麦ごはん。白米に麦の粒を混ぜたものですが、3割ほど混ぜるだけで食物繊維やカルシウムなどが玄米よりも摂取しやすいとか、そうでないとか…3割なら食感にも大きな影響がありません、試してみる価値はありそうですね。
捨ててしまっているものに、大きな価値がある。メインでないところに、実はそのもの全体の価値を変えてしまうような大きな影響力がある。穀物だけではなく、世の中全般的なことなのかもしれません。
玄米や麦、雑穀のように、いずれ価値が認められてスポットライトが当たる日が…来るかもしれません。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする