羊の毛刈り(前編)
パートタイム教授、行動分析学者の奥田健次です(^^)
いよいよシドニー滞在も最終日となりました。この日は、うちの西軽井沢の学校で将来的に予定している動物たちとの暮らしを学ぶため、シドニー郊外の牧場まで見学に行きました。
羊の毛刈りを見せてもらいたかったのですが、その他いろいろ、牧場暮らしを体験させてもらえました。
そのうち、羊の毛刈りのワンシーンを。
毛刈りの場所に連れてこられる羊の、まあ何と大人しいことか。大きなテディ・ベアーのぬいぐるみを運んでくるかのごとく、連れて来られましてね(゜◇゜)
こんな感じ。
まったく抵抗せず(゜◇゜)
むしろ「さっさと刈んなさいよ」ってなもんですわ。えらい、じっとしてます(゜▽゜*)
でも、多少は苦手な部位もあるようで、そこはくすぐったいのかワサワサと動きます( ̄▽ ̄)笑
おじさんのシェービングがそもそも手際が良いので、嫌悪感は少ないんだろうとも思います。
完成!
一丁上がり!
超かわいい(*^^*)
「あ〜、涼しい!」ってなもんですよ。
以前、テレビで見たことがありますけど、14、15歳くらいの若き丁稚・オージーボーイたちがこういうところに修行に来て、電動バリカン片手に毛刈りをやるんですね。でも、この青年らの手際が悪いため、羊はかなり抵抗します。それでも続けるから、可愛そうなことに羊の耳は少し刃で切られるわ、身体からもあちこち傷だらけにされて出血してるわ、羊たちも大迷惑。いくら羊でも沈黙しているわけにはいきません。笑
その点、ベテラン師匠はさすが。手際も良いしウールも深く綺麗に刈るもんだから、1頭から取れる上質のウールの量が全然ちがう。弟子らが毛刈りをやると数ドル程度の価値しか生み出せない。羊のくせに虎刈りにされる羊の気持ちになってみろってもんやね。
結構な量のウールが採れるんですが、1頭につき15ドルくらいにしかならないらしい。だから、これを産業にするためには数千頭レベルでないと採算が合わないですよ。うちの学校が目指す数頭レベルの飼育というのなら、産業というよりは動物との暮らしメインでしょ。
可愛さと学びはヒツジから。雑草対策にはヤギ。
そんな簡単なことではないけれども、動物たちとの暮らしを実現したいものです。
奥田健次//
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