地元で手作り講演会
行動分析学者、奥田健次です(^^)
大学を退職させてもらって、大学のほうは客員教授だとか非常勤講師などパートタイムのみにして、西軽井沢に移住しました。廃校を買い取って、学校づくりをやっているところです。
ブログやホームページで公開すると、本当に全国から聞きに来られる方がおられますので(それは大変に申し訳ないことですので)、今回は地元向けの新聞に載った、後は口コミだけで講演会が開催されました。
そんなわけで、たぶん知り合いの知り合いまでで5名程度かな、せいぜい10名程度かなと思っていましたら、思っていた以上に来て下さいました。司会者が「こんな人数で良いんですか? 東京や名古屋でやると数百人レベル集まるのに〜」とか失礼なことを言っていましたが、まあそこはね(^^;)
人を集めることが目的ではなくて、地元にこういうの(行動コーチングアカデミー)を作りましたよ、すでに全国からの研修を引き受けているんですよというご挨拶みたいなもんです。会場費と司会者へのお礼だけで赤字御礼でも構わないです。
自分自身のプレゼンについて自己評価すれば、100点満点の20点くらいでした(-_-)
最悪。
ついつい「子育て論」の話が多くなってしまったんです。ご挨拶代わりとして必要とは言え、途中から「あかん、やっぱり行動分析学の入門話をじっくりやったほうが良かった」と思うようになりました。
残念なのは、若い人がほとんど来なかったということです。父親が仕事で不在の夕方では幼児を家に置いておけないから、夜にしたんです。夜ならば、父親に帰宅してもらって父子で留守番、母が聞きに来るというのが出来るだろう(もしくはその逆)と思ったのですが、「夜には出られません」という声がちらほらあったみたい。
でもね。
そういうのは断る口実なんです。
来る人は何が何でも、友人や知人や親戚に預かってもらってでも来ますもん。土曜日や日曜日のお昼間にやったって「夜には出られません」って言っていた人は、なんだかんだで来ませんからね。「ソーシャルサポートを構築していませんし、その必要も感じてしません」っていうのと同じ意味にしか聞こえませんよ。そういうのが無い危険な子育てをしているということです。
おれ、最大で年間50回以上、講演活動をやっていたことがあるからね。今は減らしていますが、それでもどこへ行っても同じ。PTAで講演会やっても同じ。いつも言われることは「いやぁ、今回の先生のお話、あのお母さんやあの担任に聞いてもらいたいっていうのがあったのにぃ、そういう人に限って来ないんですよねぇ〜」。このフレーズ、オクトパスズ・イヤー。すなわち耳にタコ(そのタコちゃうでって突っ込みは野暮)。
おれ「そんなもんですよ」と┐(´д`)┌
8歳を過ぎて「助けて下さい!」と相談に来られても、ちょっとすでに末期的な親子関係になっている場合が多いです。そんな末期的な状態で支援を引き受けると、1歳や2歳から早期に相談開始している親子を後回しにしかねない。ノアの箱船に乗り遅れる人のような。アリとキリギリスのような。傷害保険に入らないような。
ABAソリューション(個人でやってるクリニックね)は、ホームページで書いているように相談開始時5歳未満が原則です(今の時代、開始時4歳でも遅めです)。それなのに、いまだに週2、3回の相談申し込みのうち、大半が子どもの年齢8歳とか11歳とかで家庭内暴力・暴言のオンパレード。施設入所または入院させた上で相談申し込みなら分かるけども、まだ家であれこれやっていて家庭内だけで悪あがきしている人がほとんどです(施設入所または入院している子なら何とでもなるんですけどね)。すみませんが、お問い合わせへのお返事もできません。
昨日、内臓のCT結果を聞きに行って、またまた「(現代の医学では)どうしようもない」ということが分かりました。というか、原因は特定できずに症状だけ明らかということ。どの部位がどうということも分かってる。なのに、手術とかのすべはなし。何もしないほうがいいと。「癌ですか?」と確認しても、「マーカーで見ても、癌ではないです」と。対処の術がないというのは、なんとなく気が晴れないもんですよ(-_-)
しょうがないので、対症療法をお願いしました。行動療法では対症療法バンザイなのですがねぇ。。
心当たりは、仕事のやりすぎ、移動が多すぎ、睡眠少なすぎ、食生活が偏りすぎ。以上。
まあ、こういうところでしょう(-_-;)
年末も押し迫って、急遽、国立病院からの仕事の依頼が来ましたヽ( ̄口 ̄)!!
どうしても実施困難なことがあるというので、その技術指導(行動療法による介入)のレクチャーや実技のデモンストレーションが求められました。全国5,000人の幼児が対象となるプログラムなので、でっかいプロジェクトのようです。昔のNHK「プロジェクトX」みたいな感じですね(^^)
まずは打ち合わせに東京まで出かけます。
奥田健次
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