家庭犬の合宿、楽しいぜ♪
パートタイム教授、奥田健次です(^^)
大学をアッサリと辞めて正解。西軽井沢にある廃校を買い取って、新しい学校を作っているのですが、アイデアが浮かぶと実現する世界。いま、山本先生を講師として『家庭犬育成指導者養成キャンプ』開催中です。
こちらは運営側なので、指導のすべてを山本先生に完全にお任せしています。
こんな感じ。うちの学校の80畳の部屋、大改造。
こんな感じの宇宙ステーションのように、ブルーシートとシルバーシートを敷き詰めて、ひたすら実習、実習、実習なのであります。
研修者ら(それぞれプロの方々です)は、飼い犬とかじゃなくて、ここで初めて出会う犬のトレーニングをすることになります。まさに臨床でしょう。
夜は遅くまで、講堂にて。
シェイピングゲーム。昨年もそうでしたが、今回も飛び入りで「奥田先生も、どうぞ」と山本先生からお声がかかりまして、今回はトレーナー側をやらせてもらいました。人を相手のシェイピングゲームは大学の講義でもやるのですが、このタイプの違うものは、やるのは初めてでした。原理は同じです。後は反射神経の良さというか、そういうのもありますが。見ていて思ったのは、とにかく課題設定に無理があると「相互にガッカリ」という結果を招くということ。学習者だけでなくて、トレーナーもガッカリするはずです。当然です。だって、相互作用なのですから。
で、おれの場合はとにかく課題設定をかなりシンプルに実施。すると、当然ですがまたたく間に学習成立。全体がキモチイイイー感じに、ナットクーな空気になりまして、何よりでした。
このシェイピングゲーム、『ナカコ・ヤマモトグッズ』として販売して下されば、おれは10セットくらい購入しますよ。遊びとしても面白いですから。ただ、このシェイピングゲームが上手くなったからって、犬に応用できるのまで上手くなるとは思いません。やはり、生の犬(おれの場合は人間の子ども)を相手にして、ひたすら練習するほかない。ある一定のレベルになると、両方(つまり机上のゲームでのシェイピングと実際の臨床でのシェイピング)の行き来がスムーズになるし、まったく新しい行動を作るときにも即座にプランが出来るんだろうと思います。
にしても、楽しいですよ。
翌日もあるのに、夜、遅くまであのシルバーシートの上で懇親会。それぞれ、同じ犬の関係の仕事をしているといっても、トレーナーや獣看護師、獣医、しつけ教室など開業してる方々、大学教員、大学院生、大学生などなど、さまざまなお立場ですから、興味津々、盛り上がるのは自然のこと。「そろそろ」と切り出さないと、本当に朝までしゃべってしまいそうな感じに、毎年なってしまいます。
しかも、青森から関西まで。遠くから来ていただきました。
昨日ブログで(もちろん冗談ですが)「変なクレーマーが来たら、出てけと言う」なんて言いましたが、そんなことを言わなきゃいけない人は、一人もおりません(^^)
2日目と最終日のランチは、軽井沢からこの合宿のためにお招きしている一流シェフのお料理が出ます。犬たちもスペシャルフードを食べてますので、トレーナーたちもスペシャルにいきましょ♪〜(´ε` )
一方その頃、うちの三代目。
事務所の応接室などで、待たされることも多くて不安定(^^;)
ところが、80畳のみんなのいるところに連れて行ってあげたら、落ち着いてました。「ワン」とも「スン」とも言わないんですよ。昨年、ここにトレーニーとして東京から来たときは、全員の注目を集めるほどのギャン鳴き連続。どえらい変化です。今は「うちの学校にようこそ」くらいのウェルカム犬。
まだまだ課題はあるけれど、課題も含めて豊かな生活の一部(大部分)になってます。
本当に良い合宿です(^^)
奥田健次
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