STAP細胞の話題ばかりですね
神戸の桜はあちらこちらで散り初めとなってきまして、歩いていると美しい花びらが舞っています。満開の桜も美しいですが、散っている桜も大好きです。
さて、昨晩から今朝にかけて、テレビの報道番組は小保方さんの会見の内容ばかりですね。まぁ、あれほど話題になった研究ですから、仕方ないのかもしれませんね。
今回の会見の録画を見て、そしてネットで会見内容を読んで、個人的にはいろいろと感じることはあります。でもあえて、このブログで私の意見を書くのはやめておきます。
今回の会見の内容についてだけでなく、この騒ぎの全体の印象だけは書いておきますね。人間の「自我」、つまりエゴの働きを教えてもらえる出来事だと思って見ていました。
私の印象としては、小保方さんのエゴ、理研の組織としてのエゴ、論文の共同執筆者たちのエゴがぶつかり合っているように感じます。それぞれのエゴを守り、エゴの立場を正当化することばかりにエネルギーが使われているように思います。
全体から分離したと錯覚しているエゴは、他との差別化でしか自分を表現できません。だから、エゴは他のエゴをコントロールしようとしたり、反発したり、戦おうとしたりします。エゴは現実社会を生きていくうえで必要なものですが、エゴに主導権を渡してしまうと収拾がつかなくなります。
もしSTAP細胞が存在していて、人類にとって貢献できるものであるなら……。他にやるべきことがあるのではないでしょうか?
小保方さんも、理研も、共同執筆者も、組織や研究者としての立場を守ることに汲汲としているように感じます。科学の新発見が競争原理に左右されているのは理解できますが、個人や組織の栄誉よりも研究成果のほうが大切だと思うのですが……。
誰もがエゴを守るために秘密を抱えて情報を開示しないのなら、どれだけ大切な研究だと口で言っても、個人の栄誉しか望んでいないように聞こえます。当事者が手持ちのカードをオープンにすることで、全てがスムーズに動き出すと思うのですけれどね〜
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