一を聞いて十を知る???
お昼のブログで書いていましたように、睡魔に負けて昼寝してしまいました〜
早起きしたのと汗をかいて体力を使ったので、気持ちよく眠れました。午前中に撮影した可愛いサボテンの花を見て元気復活です!
今日はめちゃ久しぶりにオヤツを買ってきました。亀田製菓の「うす焼き」というサラダ味のおせんべいです。私が子供の頃、これよりもう少し厚めですが、ほぼ同じ味の「京えくぼ」というおせんべいが大好きでした。
オヤツとして家にあると、そのままの勢いで一人で食べたくらい好きなお菓子です。今では全く見なくなりましたが、亀田の「うす焼き」との関連は不明です。しかしこの「京えくぼ」でいつも思い出すことがあります。
私が20代の頃に税理士事務所で働いていたときのことです。京都山科のSEIYUで、突然「京えくぼ」が商品棚から消えました。それ以来戻ってくることがなかったのですが、そのことを事務所でボヤイていたのです。
「あの大好きなお菓子を置かなくなったバイヤーの顔が見たいわ!」と憤慨していました。すると転職したばかりの後輩がポツリ……。
「あのう……。すいません、わたしです……」
その後輩はSEIYUの山科店でバイヤーをしていて、「京えくぼ」を撤収した張本人だったのです〜!あまりの偶然に大笑いした出来事でした。
さて、夏至に宣言した「アドラー心理学の実践」を着々と進めています。現在は『アドラーの生涯』という伝記本を読んでいます。文字が小さくて分厚い本ですが、明日くらいには読了できそうです。とても面白い本で、第一次世界大戦の頃のヨーロッパの状況がよく理解できました。
アドラーはフロイトの共同研究者だったのですが、独自の心理学を開拓したのでフロイトと袂を分かっています。その点に関してはユングと同じですね。そのアドラーに対して徹底的に攻撃したフロイトの人間性を知って驚いたりしています。
私が心理学に興味を持ったのはフロイトがきっかけでした。中退した外国語大学に入学したとき、講義に出ないでひたすら図書館でフロイトの著作を読み続けていました。そしてフロイトに疑問を持って離れた理由が、アドラーと同じだったのでちょっと嬉しかったです。この伝記を読んで、自分の持つ人物のイメージの違う部分を知ることができました。
「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが、これは知識に関することであり人間に当てはめてはいけませんね。人間はいろいろな面を持っています。自分が嫌だと思う部分を持った人でも、そうでない部分を必ず持っています。その逆もまた真ですね。
でも私たちは、有名人でも身近な人でも、何かの出来事でその人の全人格を判断しがちです。この人はこういう人だと、良くも悪くも決めつけてしまいます。一を聞いても他に九も知らない部分があるのです。そして人間は日々変化していきます。
先入観や第一印象、あるいは一つの出来事で人物を判断するのではなく、そのときその瞬間の人物を理解していく気持ちが大切だと思います。それが「今、ここ」にあることですね。自分が毎朝新しい自分であるように、他の人も毎朝新しいその人であることを忘れないようにしたいです。
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