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高羽そらさんインタビュー

本気で報道に期待したいこと

報道って、本当はとても貴重で大切なものだと思う。だけど現状のマスコミを見ていると、アホらしいやら悲しいやら。昨日もTwitterで見かけたけれど、ワクチンの瓶を落として破損してしまった看護師さんのことが記事になっていた。

 

これって報道することか? こんなことを報道しているなんて、Twitterのクソリプと同じレベル。

 

そんな報道機関に本気で期待していることがある。

 

「頭に銃をつきつけたまま尋問…」捕まった現地の人々が経験する拷問。北角さんが話すミャンマーの“今”

 

クーデターが起きたミャンマー情勢は依然と混沌としたまま。断片的な情報は入ってくるものの、なかなか真実が見えてこない。2日ほど前には、ミャンマー政府が「反国軍」と名付けている武装勢力によって、治安部隊13人が殺害されたという記事があった。

 

だけど治安部隊が殺した一般市民の数ははるかに多い。ある人権団体の発表によると、2月のクーデター以降、治安当局によって815人が殺害されたと発表されている。化学兵器が使われたという証言も出ていて、何が事実なのか混沌としている。

 

昨日は拘束されていたスー・チー氏の映像が公開された。起訴されている容疑はでっち上げにしか見えず、ミャンマー軍部は民主政党であるNLDの解党を狙っているのは明らか。この組織を潰したうえで、形だけの選挙を実施するだろうと推測されている。

 

そんなミャンマー情勢に関して、日本人記者の体験は貴重。ミャンマー政府に拘束されて尋問を受けたあと、ようやく釈放された北角さんが語った言葉がリンク先の記事で紹介されている。

 

北角さんの容疑は「虚偽ニュースを拡散させた」というもの。だけどリンク先の記事によると、外国人記者に対する「脅し」として逮捕したことを当局が表明していたそう。目立った活動をしていた北角さんを逮捕することで、外国人メディアを牽制する目的だったらしい。

 

その様子をリンク先の記事から抜粋してみる。

 

『インセイン刑務所での収監期間中は、計7、8回の取り調べが3日間に分けて行われ、取り調べの際は、机を強く叩きながら「外国人のお前がこの国で好き勝手できると思うな。お前のことを刑務所に送ることはできるんだぞ」などと言われたという』

 

ただ北角さんの場合はVIP待遇で、拷問を受けることはなかったそう。だけど同じ政治犯が刑務所に収容されていて、彼らはかなりの拷問を受けていたらしい。記事のタイトルにあるように、銃を頭に突きつけられて尋問を受けた人もいたとのこと。

 

北角さんの語る言葉が強く印象に残っている。

 

「収監されていた他の政治犯の人から『私たちは仮に釈放されたとしても、ミャンマーの今の状況では言いたいことが言えず、刑務所に逆戻りになってしまう。だからあなたが解放されて日本に帰ることになったら、言論の自由がある日本でこの状況、ミャンマーで起きていることを伝えてほしい』と言われました」

 

これこそが報道の役割じゃないだろうか? 恣意的な感想や私見を交えず、起きていることを客観的に報道する。何が起きているのかという事実を、一人でも多くの人に伝える。そうすることで世論を喚起すれば、国民を苦しめている権力者を国際的に孤立化させることができる。

 

そしてその独裁者たちに味方することが、不利益になることを知らしめることが可能となる。中国のウィグルで起きていることも同じ。あの地域の出生率の極端な低下を見るだけで、強制的に避妊処置を受けている事実が浮き彫りになる。それでこそ報道じゃないだろうか?

 

もちろん圧政者は事実を隠蔽しようとする。そして北角さんに対してやったように脅しをかけるだろう。だけど国家間の調停に期待できない以上、報道によって事実を伝えることが最も効果的だと思う。日本のマスコミには、伝えることの意義をもう一度思い出して欲しいと願っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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