寂しさを紛らわすのに十分かも
今年の9月からスタートした『ロード・オブ・ザ・リング 力の指環』というドラマのシーズン1が終了。すぐにでも続きを観たいボクとしては、いつ配信されるかわからないシーズン2をひたすら待つしかない。あまりにも寂しい。
そんな悲しい想いに浸っているとき、ネットの広告で面白そうなドラマを見つけた。Amazon primeで先週から配信開始となった新作ドラマ。予告編を見ているだけでワクワクさせる内容だった。もしかしたら『ロード・オブ・ザ・リング』が終わった寂しさを紛らわせることができるかも。そう思って観ることにした。
2022年 映画#168
『ペリフェラル ~接続された未来~』(原題:The Peripheral)シーズン1・エピソード1『シミュレーション』という2022年のアメリカドラマ。
手探りで視聴したドラマだけれど、いきなり引き込まれてしまった。まだ謎だらけで内容はつかめない。いきなり2099年の世界が現れ、黒人男性と少女のような女性との不思議な会話で始まる。物語の重要な伏線だと思われるが、妙に気になるオープニングだった。
そして物語の舞台は2030年に移動。主人公は写真のフリンという女性。復員軍人の兄であるバートンと母の3人暮らし。かなり貧しい生活のようで、母親の薬代にも苦労している。だけどフリンにはゲームの才能がある。何かがあってゲームから離れているけれど、天才レベルの才能を持っている。
兄のバートンが報酬を稼ぐために参加していたゲームで、兄に代わってゲームに参入。VRタイプのゲームで、実際に戦闘に参加しているような疑似体験ができる。兄のふりをしながらゲームを続け。圧倒的な実力で賞金を勝ち取る。ここまでが前フリ。
ある日、バートン宛てに不思議なヘッドセットが届いた。新しいゲーム会社が正式版の発売前に、ベータ版のテストをやっていた。バートンはその仕事を受けて、妹のフリンに依頼してゲームに参加してもらう。そのヘッドセットをつけたのが写真のシーン。
この新しいゲームは最高の品質で、フリンはゲームではなく自分が本当にその世界にいるような感覚を体験した。体外離脱や明晰夢を体験しているボクにすれば、この感覚はよくわかる。現実世界ではないのに、異世界の出来事が本当に起きているように感じる。これだけでもボクはこの物語に惹かれる。
このドラマはおそらく年齢制限がかかっているはず。なぜなら新しいゲームのシーンはリアルでエグい。慣れているボクでさえ、思わず目を背けそうになった。フリンはそれが現実でないと自分に言い聞かせることで、どうにかゲームを先に進めていく。だけど最終的に悲惨な殺され方をしてしまい、2度とこのゲームをやらないとバートンに宣言する。
ところが翌日になってゲームの主催者からフリンに連絡が届く。いますぐ仮想世界に戻らないと殺されてしまう、と。フリンはダークウェブの世界で900万ドルの賞金をかけられて命を狙われることになってしまった。ゲーム世界での対応がその理由らしい。大勢の刺客が迫ってきたところでエピソード1は終わり。
いやぁ、なかなか良くできたドラマだった。フリンが狙われた理由はわからない。おそらく最初の2099年のシーンにも関係してくるんだろう。ということでしばらくはこのドラマを観ることに決定。原作の小説があるようだけれど、いまのところは日本語に翻訳されていない。ドラマが人気になれば、翻訳本が出るかもね。
フリンを演じているクロエ・グレース・モレッツはボクが以前から注目していた女優。『ダーク・シャドウ』という映画を観たとき、とてもいい雰囲気の俳優だと目をつけていた。だからこのドラマでは彼女の演技にも注目していきたいと思う。
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