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高羽そらさんインタビュー

最恐のホラー作品かも

遅ればせながら、ようやく懐かしさに溢れる新作アニメを観た。

 

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今年の10月から放送開始された『うる星やつら』の令和版。ボクは1981年版からの大ファンで、テレビアニメだけでなく映画作品もすべて劇場で観ているほど。だからラムちゃんが復活するのなら、スルーするわけにいかない。

 

初回の鬼ごっこのエピソードは、マジで懐かしい。ラムちゃんのブラをあたるが奪うことで、地球人類の運命を託されたあたるが勝利するという内容。それで二人はいちおう夫婦ということになってしまう。最初のアニメはボクの20歳前後の放送だから、もう40年も経っているんだね。

 

心配だった声優さんのちがいは、どうにか克服できそう。ラムちゃんとあたるの声のイメージが強く残っているので、慣れるかどうか気になっていた。でもうれしいことに初代あたるを担当された古川登志夫さんは二代目あたるの父親、そして初代ラムちゃんを担当された平野文さんは二代目ラムちゃんの母親役で登場する。今日はお父さんの声を聞いたけれど、なんとも言えない懐かしい気分だった。

 

あたるの母親の「産むんじゃなかった」というセリフも久しぶりに聞いた。ただ心配なのは令和版のクレジットにテンちゃんの名前がない。もしかしてテンちゃんは登場しないの? ボクはこのアニメのキャラで、テンちゃんがイチオシなんだけれど。ちょっと心配している。

 

さてころっと内容は変わって、最恐かと思うようなホラー作品を読んだ。

 

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2022年 読書#98

『死のロングウォーク』スティーブン・キング著という小説。当初はキングのもう一つのペンネームであるリチャード・バックマンの名前で出版された作品。大学時代に書いた小説で、ずっとボツ原稿の束に置いてあったそう。『キャリー』よりも前の執筆なので、キングの作品としては初めての長編小説ということになるかもしれない。

 

とにかく怖い。幽霊や吸血鬼が出るわけじゃない。ただあまりに異常で異様な設定に、度肝を抜かれてしまった。これは近未来的なアメリカでの物語。軍隊が支配している全体主義の雰囲気を感じる。

 

ロングウォークというイベントがある。参加できるのは12歳から18歳までの男子のみ。毎年参加できるのは100人だけで、厳しい審査と抽選によって選ばれる。優勝者にはどのような願いでも叶えられる。優勝者はひとりだけ。

 

競技自体は簡単。ひたすら歩く。休憩は一切なし。スピードも最低速度が時速6.4キロに定められている。水筒は本人が希望すれば何度でももらえる。ただし食事は流動食のようなものを朝の9時に一度だけ与えられる。睡眠も不可なので、歩きながら眠るしかない。

 

スピードが最低速度より遅くなると警告を受ける。3度までの警告で4度目はアウト。ただし3度までの警告は1時間を歩けば消去される。問題は4度目の警告を受けたらどうなるか?

 

一緒に自動車で移動している兵士に銃殺される。

 

なんという設定だろう。勝者が一人ということは、99人は殺されるということ。最後の一人になるまで競技は続けられる。大勢の観客がこのレースを応援し、多額の資金を賭ける。テレビでも中継される。もちろん銃殺される場面も。

 

古代ローマ時代の剣闘士のように、生きられるのは勝者のみ。主人公はレイ・ギャラティという16歳の少年。当然ながら彼が勝利することは、物語の展開として読める。だとしてもこの設定は怖すぎる。

 

足を痛めて歩けない、不測の事態で怪我や風邪をひくこともある。睡眠不足で朦朧としたり、場合によっては発狂する少年も出てくる。それらの全てが銃殺されていく。自分以外は全て敵のようなものなのに、命をかけていることで少年たちに不思議な友情も芽生えてくる。

 

この小説の怖さは読まなければわからないだろう。さすがスティーブン・キング。学生時代によくこんな小説を書いたと思う。これは絶対に映画化できない恐ろしい作品だと思っていたら、実は映画化の話が進行中とのこと。マジか? どんな映画になるのかわからないけれど、この作品は本気で怖いよぉ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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