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高羽そらさんインタビュー

正直な子供が嫌われる理由

関西人特有の性質として、話を『盛る』というものがある。嘘ではないけれど、起きた出来事を誇張することで話を盛り上げようとする。それが過熱すると、かなりの嘘が混じることもままある。でもこの話を『盛る』という性質は、他人とのコミュニケーションを円滑に進めるために必要なものかもしれない。

 

そうした大人に比べて、幼い子供は正直なことが多い。語彙が少ないのでうまく表現できなくても、感じたままを親に伝えようとする。幼いころのボクのように、年下の子供を集めて架空の出来事を事実のように語る子供はあまりいない。だからボクは小説を書いているのかもwww

 

とにかく子供は正直だというイメージがある。だけど大人にすれば、そんな正直な子供にいい感情を持っていないらしい。

 

嘘をつかずに「率直に真実をいう子ども」は大人に悪い評価をされると判明

 

リンク先の記事は、アメリカのテキサス州立大学の研究チームが行った結果をまとめたもの。正直な子供に対して、大人がどのように反応するかを調査している。大人に見せた子供の映像は以下の4つ。

 

・率直に真実を語る

 

・真実をいくらか曖昧にして語る

 

・微妙な嘘を織り交ぜる

 

・露骨に嘘をつく

 

大人は子供に正直であることの大切さを教える。なのにこの調査によると、大人がもっとも嫌悪感を覚えたのが『率直に真実を語る』というもの。逆に好感度がもっとも高いのは『真実をいくらか曖昧にして語る』という映像。

 

この結果には共感しかない。人生経験を積んで大人になるほど、人間は嘘を覚えていく。悪意があったり犯罪に関係する嘘に縁がない人でも、思いやりを背景にした嘘の経験がない人なんていないだろう。

 

自分の言葉が他人を傷つけるということを知っていくことで、事実を曖昧に伝えるという優しさを身につけていくのが大人。髪の毛が薄い男性に向かって「ハゲ!」と言えるのは子供だけ。普通の大人は心で思っていても口にすることはない。

 

正直であるのは大切。だけど子供のように相手の感情を考えずに事実を指摘するのは、大人げないと言われて当然かも。ところがネットが普及したことで、子供のように自分の感覚をストレートに吐き出す人が増えた。特に匿名性の高いSNSだと、子供同士の喧嘩のようなことが日常茶飯事。

 

面と向かってなら言えないくせに、ネットなら他人の暴言を吐けるという人は、まだどこか子供のような幼稚さを抱えている人なんだろう。ただまれに、面と向かってでもネットでも、相手の感情を気にせずにその人が事実だと感じていることを口にできる人がいる。

 

そんな人はサイコパスだと思って諦めるしかない。他人の感情に歩み寄る部分が機能していない人たちだから。でもそうしたサイコパスの人がいないと、優秀な外科医や卓越した技能を有するパイロットは存在しない。そう思うと人間社会ってうまくできているよなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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