完璧なホラー作品にガクブル
現時点においてボクが世界最高の美男子と言い切れるトロイ・シヴァン。でも世の女性たちにとって残念なのは、彼がゲイだということ。
そのトロイ・シヴァンが5年ぶりにニューアルバムをリリースするとのこと。彼の曲が大好きなので、10月13日のアルバムリリースが待ち遠しい、あっ、つまらないことに気がついた。この日は13日の金曜日で、次の歯科検診の予約日だった。どうでもいいことだけれどwww
そのアルバムからシングルカットされた『Rush』という曲のミュージックビデオが公開された。昨日見たけれど、かなり過激で刺激的。ゲイの人たちの性行為をイメージさせるシーンもあって、不思議な世界観に満ちた内容だった。美しいトロイの姿を堪能できるよ。
さて、久しぶりに観る作品なんだけれど、完璧なホラー作品だと改めて確信した。幽霊も悪魔も出てこない。だけど物語全体に胃がキリキリしそうな緊張と恐怖が散りばめられているし、油断していると思わず叫び声をあげそうになる。わかっていても驚いて飛び上がる。
そしてこの作品には、初見の人にしか体験できない仕掛けがある。もちろんその内容をわかっていても、十分に楽しめる作品。いや知っているほうが、この映画の魅力をさらに強く感じられるかもしれない。
2023年 映画#106
『エスター』(原題:Orphan)という2009年のアメリカ映画。この映画を久しぶりに観たのは、今年になって公開された続編を観るため。二度ほど観ているけれど、忘れているところもあると思ったから。ただし続編といっても、新しい作品はこの映画の前日譚を描いたもの。なぜならこの作品でエスターは死んでいるから。
新作を観るため見直す人もあるだろうと思うので、ストーリーは簡単にしておこう。コールマン夫婦は二人の子供がいる。3人目も妊娠したが、死産してしまった。その悲しみを癒すため、孤児院から子供を引き取ることにした。それが先ほどの写真のエスターという9歳の女の子。
エスターは大人に取り入り、簡単に信用させてしまう。コールマン夫婦も素敵な女の子だと思って養子に決めた。ところが彼女と暮らすようになってから、次々に事件が起きる。怪我人だけでなく死人も出る。母親のケイトがエスターの異常な性格に気づいたけれど、夫のジョンは信用しない。やがてこの一家に不幸が訪れることになる。
結論だけを述べておこう。子供たちは殺されそうになったけれど、ケイトが命をかけて守る。だけど夫のジョンは無惨に殺されてしまう。エスターはロシアの孤児院からアメリカに連れてこられたのことだった。ところがそれは偽造で、エストニアの精神病院を脱走していた。わかるだけでも7人を殺していて、病院にいるときは職員を傷つけないよう拘束衣を着せられていたほど。
でもエスターの秘密はそれだけじゃない。まだこの映画を観たことない人で、これから観ようと思っているホラーファンはこの先は読まないように。ラスト近くでやってくる衝撃を逃してしまうからね。
ここからネタバレ。
エスターはホルモンの異常で子供にしか見えない。だけど実際は33歳の女性だった。初めて観たときは驚いてひっくり返りそうになった。
ということで新作では、エスターが最恐の歩く凶器(狂気かも)になった理由がわかるらしい。謎が多い過去なので、かなり楽しみにしている。
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