復讐ドラマは共感を呼ぶ
今日は久しぶりにThreadsで『夢体脱日記』を投稿した。ここのところバタバタしていたので書く時間がなかったからなぁ。今日の体験は「ガイドになる研修」のような経験。亡くなったことに気づかない人に、死を自覚させるという体験だった。2週間ほどずれているけれど、このブログでも『夢体脱日記』を更新している。
さて、今日観た映画はかなり爽快だった。主人公がリベンジをするというドラマ。復讐ドラマは、観ている人の共感を呼ぶことが多い。どんな人でも身に覚えのない理不尽な対応をされた経験があるはず。その事の大小に関わらず、不当な扱いを受けた記憶はいつまでもチクチクと心に残っているもの。
それゆえ主人公がリベンジする姿を観ることで、ある種のカタルシスを覚えるからだろう。今日の映画もその効果抜群だった。といってもキアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』のように人を殺しまくるというリベンジじゃない。だからかえって気持ちよく感情移入することができた。
2023年 映画#119
『復讐のドレスコード』(原題:The Dressmaker)という2015年のオーストラリア映画。日本では劇場未公開だったそう。
主人公のティリーを演じたのはケイト・ウィンスレット。彼女が出演しているというだけで、安心して観られる。今回感動したのは、ティリーの母親であるモリーを演じたジュディ・デイヴィスという女優さん。彼女の素晴らしい演技に圧倒されて、画面から目を離せなかった。
ティリーは少女の頃に少年殺害の疑いをかけられた。それゆえ母親と二人で暮らしていた田舎の街を出ていくことになり、25年ぶりに成人女性となって戻ってきた。彼女の心にあるのは復讐。
もちろん彼女は少年を殺していない。後にわかるけれど、それは女性教師による偽証だった。そして少年は悪質なイジメっ子で、ティリーを殺しかねない悪ガキだった。だけどティリーが人殺しと呼ばれる根本的な要因は、閉鎖的で他人への思いやりのないこの街の人間たちだった。
ティリーはドレスのデザインと制作で街の人の信頼を得る。だけど25年前の少年死亡の事実が明らかになることで、再び冷たい視線で見られるようになった。ようやく愛する恋人ができたのに、その彼は事故死。長い間離れていた母親とは、ようやく事実を知ることで和解。なのに母も病気で急死した。
二人の死は、結果としてこの街の住人たち引き起こしたようなもの。そう感じたティリーは、ついに復讐を決意する。ここからが最高!
あるイベントがあって、街の住人たちは全員外出。ある街との演劇勝負があったから。ティリーは対抗する街のチームに最高の衣装を提供。勝負に負けたことでガッカリして戻ってきた街の住人たち。でも待ち受けていたのは、焼け野原になっている街だったというラスト。
燃え盛る街を背にして、ティリーは列車に乗って旅立っていくというエンディング。いやぁ、最高に楽しい映画だった。おかげで今日の猛暑が吹き飛んだわ。
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