負荷をかけないと退化する
神戸で暮らしていて有難いのは、南北方向に歩くだけで足の筋トレになること。神戸の坂道は尋常じゃない。最寄りのバス停から我が家までの道はプチ登山という雰囲気。買い物帰りに両手に荷物を抱えて歩けば、足だけでなく腕の筋肉も鍛えられる。
年齢を重ねてくると疲れやすくなって、ついつい身体に負荷をかけることを避けてしまう。けれども適度に負荷をかけてあげないと、肉体の機能は退化していくばかり。1日置きに約2時間ほど徒歩で買い物に行くだけで、足腰の筋肉が衰えていくのを防いでいると思う。
負荷が必要なのは筋肉だけでなく、腸内細菌にも言えるらしい。
都市部に住む人間は「食物繊維を分解する腸内細菌」を失いつつあるという研究結果
最新の研究によると、都市部に住んでいる人は食物繊維を分解する腸内細菌を失いつつあるとのこと。食物繊維は人間にとって必要な栄養素。その大部分はセルロースで、人間の消化酵素では分解できない。セルロースを分解吸収してくれるのは、それを助けてくれる腸内細菌があるから。
なぜ都会で暮らす人にセルロースを分解する腸内細菌が減っているのか? 仮説として有力なのは、欧米型の食生活が影響しているというもの。都市部で食事を済ませる人は、ファストフードやジャンクフードを口にすることが多い。肉や魚を食べることが増えても、バランスをとる野菜を食していない。
どうやら食物繊維を含む食事が減っていることで、セルロースを分解する腸内細菌が消えているらしい。人間の消化酵素ではセルロースを分解できない。だから必然的に腸内細菌が増えていく。けれども食物繊維を食べなければ、腸内細菌の必要性がなくなってしまう。
要するに食物繊維を食べるという負荷を肉体にかけていないことで、消化能力が退化しているということらしい。使わないのなら必要ないでしょう、ということなのかも。だからセルロースを分解できる腸内細菌を増やすためには、せっせと食物繊維が含まれた食材を口にするべきなのだろう。
我が家の食事を振り返ると、そこそこいい感じだと思う。外食はほぼゼロだし、妻がバランスを意識しているので野菜が中心のメニューが多い。そのうえボクは面倒くさがり。だからこの時期にスーパーに並んでいる八朔や甘夏等の柑橘類を食べるとき、少し硬くても袋ごと口に入れる。袋をむいて中身を出すのが面倒だからwww
それゆえかなり頑固な食物繊維を取り込んでいるはず。当然消化酵素では分解できないから、食物繊維を分解する腸内細菌が活動してくれていると思う。やはり食事というものは、バランスよく食べることが大切なんだろうね。
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