常套
一定のパターンで出てくることが当たり前になっていると、次を考えるののが楽です。
例えば水戸黄門は、黄門様が少しピンチに陥りながらも最後は悪人をやっつけて印籠を見せてこらしめるというワンパターンが長寿の秘訣でした。「安心感」がある、と言わせるほどのパターン化。もし人間が一定のところで老けなくなるという技術を開発していたならば、もしかしたら今でもあの番組は続いていたのかもしれません。
食品で言うならば、「ガリガリ君」がまさにそれ。いつものパターンでイラスト3種類。あぁ、このフルーツならこうデザインするだろうなという想定内に収まっていることが悪い意味での「マンネリ」ではなく、安心感や自分の想像があっていたことへの満足感になるのです。
そして、たまにそれを踏襲しない、想定外の商品は大ヒットになったりもする…コンポタがそれでした。それに続く「意外性」シリーズのクリームシチューとナポリタンがコケてしまったのは残念でしたが
この夏も、パターン化したイラストで「スイカ」が登場。先週までじめじめした日が続いていましたが、今週あたりから「ガリガリ日和」が続いているのでバカ売れしているのではないでしょうか。
それが個性として受け入れられるまでは、努力。でも、あとは意外に楽?!新商品ラッシュにそう思わされたりもするのですが、逆にだからこそ、新商品を出さないといけないのかも、しれません。
パターン化、楽なのか否か…判断の難しいところです