分担
代々木八幡にあるポルトガル料理の店、「Cristiano’s」では、ドリンクとお料理のオーダー担当が決まっています。
最初にドリンクのオーダーを聞いて下さった方に、お料理をお願いするために来ていただいたところ、「料理のオーダーは取れないのです、いま係りの者が参ります」とのこと
待つことしばし、料理を聞きに来てくれた人は、確かにイロイロと細かいことを丁寧に教えてくださいました。
いい点は、料理のオーダーを取りに来てくれさえすれば、何を質問してもその場で答えてもらえること。「少々お待ちください」と厨房や他のフロア担当に質問しに行くことはありません。また、どんな質問にもとても詳しく答えてくれます。
悪い点は、料理のオーダーまでに少し待たされること。オーダーが入らなければ厨房も作れませんから、すなわちそれは料理が出てくるのが遅くなるということ。
常連さんで、もう何を頼むべきか入店前から決めているような方にはデメリットばかりが際立つかもしれませんが、そうでない場合にはメリットも大きいと思います。
もっと言うのであれば、ワインの担当の方も、料理についてなんでも分かるレベルになっていてくださればより良いかと…でも、メニューがいつも固定で数も少ないというのでなければ、それも難しいですよね
それに、もしかしたら知識の問題だけではなく、二重に注文が入るのを防ぐ手段なのかもしれません。お店の規模から考えるとこの方が正解かも…
うまく回るための手段、どのお店でも積み重ねた経験の中から作り上げていきます。ここでは、それが最も適当なルールだったのでしょう。
特に問題はなく過ごせたのですが…ただ、やり方を心得ていない一見さんにはいらっとする場面もあるかもしれません。
「僕に声をかけてね!」みたいな表示とかあると…分かりやすくていいかな。ご一考くださいませ