一言で私の人生を変えた女子高生
今日も外は春のような陽気ですが、家にいると肌寒く感じるのでまだ冬を感じます。朝から霧のようなもやが出ているなと思っていると、どうやら黄砂のようですね。ある意味季節を感じますが、PM2.5も含めて非常にはた迷惑な中国からのお客さんです。
昨日の散歩中に出会った花です。春らしい花ですね。Facebookを見ているとフキノトウやタケノコの話題が見られますから、ひたひたと近づく春の足音に心がウキウキしてきます。
今日は確定申告の準備を済ませました。税務書類を作るのは大好きですから、来週中には提出できるでしょう。この時期になると確定申告に追われて忙しくしていた時期を思い出します。税理士事務所で働いていた頃は、3月15日まで死に物狂いでした。3月の10日を過ぎると毎朝明け方に自宅へ戻って着替えてシャワーを浴びるだけで、1日のほとんどを事務所で過ごす毎日でした。20代の頃だからできたことでしょうね。
その後祇園で働くようになってからも、100人近い芸舞妓さんの確定申告を担当していましたからヒイヒイ言っている毎日でした。ついでに個人的に内緒で何軒かのお茶屋さんの確定申告書を作成して小遣いをもらっていましたから、時効ですが明らかに税理士法違反で〜す
そのような事ができたのは職業上の経験もありますが、やっぱり基本的にその仕事が好きだったからです。必死で個人経営のお店の決算をして、所得税を試算する。そしてそれに基づいて申告書を作ることが楽しくて仕方なかったからできたことです。法人の決算や法人税の申告も大好きでしたが、一気に仕事が集中する所得税の確定申告はお祭り騒ぎのような独特の雰囲気がありました。
先日のブログで書いた「フロー体験」というのは、少し高いハードルを設けてそれを超える楽しみを感じることで経験できます。当然ながら好きな事でしたら、そうした状態になりやすいわけです。ところがやらなくてはいけないけれど、苦手なことってありますよね。興味が持てなくて単調な作業などは、なかなかモチベーションを維持することができません。
そんな単調な作業でも、やる気を起こさせてくれる魔法の言葉を私は知っています。
私が高校生の頃、当時交際していた女性は女子校の生徒でした。その彼女が単純作業をしなくてはいけない時に不平を言っていると、彼女の友人が笑顔で言ってくれた言葉を教えてもらいました。
「そんなん、面白いゲームやと思うたらええやん!」
その言葉を初めて聞いた時、私は衝撃を受けました。つまらないと思うことに意識をフォーカスするのではなく、気持ちの持ちようでどんなことでも楽しめることを教えてもらえたからです。その言葉は今でも時々思い出すことがあるほど、大きな影響を受けました。おそらく私の人生を変えた言葉だと思います。
一度その友人に会わせて欲しい、とすぐ彼女に言いました。そんな言葉を笑顔で言える女性がどんな人なのか興味があったからです。ところがその希望は叶いませんでした。その友人はそれから間もなくして車にはねられて亡くなってしまったのです。たった17年の人生でした……。
一度も顔を見たことがなく、一言も言葉を交わしたことのない人が、他人に大きな影響を与えることってあるのですね。この出来事を思い出すたびに、この世界に偶然など存在しないと強く感じています。私は聞くべくして、その言葉を聞いたのでしょう。私もそんな言葉を発信できるような人間でありたいと思っています。さぁ、明日も全力で楽しみま〜〜〜す
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