もうひとつの『真田丸』
今夜は台風並みの低気圧が近づくとのことで、朝から雲が多い神戸です。時おり雨が降っていましたが、暗くなると一気に雨あしが強くなるかもしれませんね。
気温はかなり高く、夕方なのに19度近くまで上昇しています。今もまだ上昇中のようで、最高気温が確定していません。昨日が冬至だとは思えないですね。でもこの低気圧が通り過ぎたら、また寒さが復活します。上がったり下がったり、ジェットコースターのように忙しい気温ですね。
さて先日、大河ドラマの『真田丸』が終わって寂しくなるというブログを書きました。『真田丸ロス』になっている方も多いでしょう。わたしも少しそんな傾向があって、ついBSで見かけた映画を録画してしまいました。そして今日の午後に観ました。
『真田幸村の謀略』という1979年の映画です。つい真田の文字に反応してしまいました(笑) ある意味パラレルワールドを見ている気分でしたので、登場人物を演じている俳優さんを比較してみます。
(敬称略)
真田幸村: 松方弘樹 堺雅人
真田昌幸: 片岡千恵蔵 草刈正雄
真田信幸: 梅宮辰夫 大泉洋
淀君: 高峰三枝子 竹内結子
徳川家康: 萬屋錦之介 内野聖陽
後藤又兵衛: 成田三樹夫 哀川翔
猿飛佐助: あおい輝彦 藤井隆
こうしたざっと比較するだけで、時代を感じますね。懐かしい名前もありますし、すでに故人の方もおられます。他にも映画では、丹波哲郎さん、森田健作さん、秋野暢子さん、寺田農さん、火野正平さん、ガッツ石松さん、真田広之さん等が出演されています。当時のオールキャストという雰囲気ですね。
さて映画の内容ですが、かなりデフォルメされています。大河ドラマでは真田家の人たちが中心でしたが、この映画では真田十勇士がメインになっています。正式な武士ではなく、忍者たちで構成されているような集団です。だから戦で家康に勝つというより、当初は暗殺を意図します。
京都の東映撮影所が今と比べたら全盛時代ですから、時代劇としての部分は見応えがありました。これだけの俳優さんが個性をぶつけていますから、それだけでも楽しかったです。特にチャンバラシーンは最高ですね。今はこれだけ派手にできないでしょう。
さらにかなり火薬を使った演出もされていました。エキストラの人数もすごいので、大作と言っていい映画です。少しファンタジー的な要素が盛り込まれていて、単なる時代劇では終わらせないという意気込みを感じました。
だけども悲しいことに、当時の特撮技術はかなりひどいものです。時代が時代ですから、今のCGのような画質を期待していたわけではありません。それにしても、かなりお粗末でした。現代の若い世代が観たら、この部分で引いてしまうでしょう(笑)
子供のころからテレビっ子だったわたしにしてみれば、テレビドラマの『仮面の忍者赤影』や『マグマ大使』のほうが特撮技術が良かったように思いました。昔の子供向けのドラマは、意外に凄かったのですね。
でもラストは良かったなぁ。真田幸村が死んだと思った家康は、大阪城を落として悠々と籠に揺られています。ところが真田幸村が襲いかかってきます。それも一人ではなく、十勇士たちが幸村の武具を身につけています。だから殺しても殺しても、新たな幸村が現れてきます。
そして最後に登場した本物の幸村である松方弘樹さんが、家康の首をはねてしまうという設定です。ですから家康は病死ではなく、真田幸村に殺されましたが、江戸幕府によって2年後まで家康の死が隠されていたというエンディングになります。
事実、そういう説もあるそうです。大阪夏の陣で幸村に襲われた傷が元で、家康が2年後になくなったという都市伝説のような話です。事実はどうかわかりませんが、映画ですからこんな設定もありですね。久しぶりに古き良き時代劇を見ながら、『真田丸ロス』を解消することができました!
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