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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.488

ISの拠点が奪還されたとはいえ、いまだにテロは続いている。そのテロリストの代名詞のようになってしまったイスラム教。イスラム教の信者だというだけで、警戒や軽蔑の眼差しを向けられることがある。

 

イスラム教というのは平和を愛する宗教だということが忘れられている。『世界ネコ歩き』という番組がある。これを見ていてよく感じるのは、イスラム教徒の人たちが猫を大切にするということ。小さな命に対する細やかな愛情に関して、ボクたちが学ぶことは多い。

 

だけどたった一部のテロリストのために、大勢のイスラム教徒が辛い想いを強いられている。それが大きなまちがいであることを教えてくれる良記事がある。

 

宮城や福島で炊き出し100回、なぜならそれがジハードだから。被災地でカレーをふるまい続けたムスリムたちの話

 

東京のJR大塚駅から徒歩5分ほどにイスラム教のモスクがある。そのモスクを運営しているパキスタン人のハールーンさんにインタビューをした記事。

 

宗教に対して寛大なものを見せる日本人でさえ、以前はこのモスクに対して冷たい視線が向けられていたらしい。ムスリムに対する偏見が強く、外国でイスラム教徒によるテロ事件が起きると、このモスクに武器を隠し持っているのではないかと言われることがあった。

 

実際に警察がモスクの周囲を張り込んでいることもあったし、近所に住む年配の人はこのモスクの前を通らないように遠回りするらしい。ところがある日を境に近所の人たちの印象が大きく変化した。

 

それは東北の大震災。

 

同じイスラム教信者であるトルコのNGOから連絡を受けて、東北への支援を手伝って欲しいと伝えてきた。トルコの人たちは親日家が多いものね。まだ余震が続いていたころだし、家族も不安を覚えている。それでも炊き出しのために東方へ向かおうと決意した。

 

だけど材料の調達や手助けしてくれる人が足りない。そこで勇気を出して地元の町内会に相談した。そのことがきっかけになって、地元の人たちはイスラム教徒の人たちがどれだけ親切で平和を愛する人たちかを知った。大勢の人が協力を申し出てくれて、その後は地元でも受け入れられるようになったらしい。そのおかげで宮城や福島で100回もの炊き出しを行うことができた。

 

テロリストが唱えている言葉に『ジハード」というものがある。日本語では『聖戦』と訳されていて、自爆テロ等の実行者の精神を支えている思想だと伝えられている。ところがその訳はまちがっているらしい。

 

ハールーンさんによると、ジハードの本当の意味は『努力』とのこと。ハールーンさんは東北へ向かうかどうか悩んだとき、今こそ努力するとき、つまりジハードを実践するときだと感じたらしい。ボクはジハードがそんな意味だとは知らなかった。

 

人間というのはいい加減な情報で、全体を知ったかのように錯覚することが多い。イスラム教というだけで先入観を持ってしまう。だからこの記事のような真実の声に耳を傾けて、自分たちが持っている概念を常に書き換えていく努力を怠ってはいけないと感じた。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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